「あれ?私の腕、こんなに太かった?」
女性なら一度は、洋服選びでこんな違和感を覚えたことがあるはず。わずか1センチの差が着る人の印象を左右する洋服の「袖(スリーブ)」。
それはもちろん、ウェディングドレスにも言えることです。
この記事では、ウェディングドレス着こなしの一大争点「ウェディングドレスのスリーブ」について徹底解析。
体型別おすすめスリーブと注意点をご紹介します!(文:まゆ)
目次
1.袖の選び方で変わる!美しく見えるウェディングドレス
ウェディングドレスと言えば、肩が出るタイプのノースリーブやビスチェタイプが長年の主流でした。ですが2010年、ロイヤルウェディングでキャサリン妃が着たことで、袖付きドレスの人気が再燃。
さらに、ここ数年ウェディングスタイルの多様化が進み、ドレスのデザインや着こなしの自由度もぐっと高まりを見せています。そんな背景もあり、ドレスのスリーブデザインは今や多岐に渡ります。
スリーブのデザインは、女性が気にする体型の悩み、「二の腕」や「肩幅」の見え方に直結する大切なポイント。一番美しくありたい一日の衣装なら、なおさらスリーブ選びも慎重にしたいものですよね。
それでは、早速スリーブの種類と体型別のおすすめ・注意ポイントを見ていきましょう。
2.ロングスリーブ
出典:Authentique
ウェディングドレスの「ロングスリーブ」とは、手首まである長袖のこと。スリーブ種類の中で一番露出が少なく、上品な雰囲気を演出できる丈です。そのため、大聖堂での挙式など厳かなシーンへの対応力はピカイチ。
デザインによっては、逆にカジュアルさを演出できるものもあり、教会式からアウトドアウェディングまで幅広く着こなせそうです。
ロングスリーブのウェディングドレスは、袖が腕にフィットするタイプなのか、ふんわり覆うタイプなのか、袖のフォルムの選び方次第で腕に関するあらゆる悩みの解消が可能に!
2-1.フィットするタイプ
出典:Wedding Coordinate Salon M・AI・M
二の腕部分を華奢なレース素材が優しく包み込んでくれます。デコルテ部分から続くレースが、バックスタイルのざっくりと空いた背中部分にまで届きます。
2-2.ふんわりタイプ
こちらは、たくましい二の腕が気になる人にピッタリです。さらに素材にこだわって選べば、なりたい花嫁のイメージをランクアップさせてくれます。
例えばシルクサテンやオーガンジーは、腕のボリュームに負けないハリが演出できます。チュールやレースのように、素材の奥行きが輪郭をぼかしてくれる素材もあります。
3.オフショルダー
出典:MERRY・MARRY
「クラシカルの王道」として、世代を問わず人気が高い「オフショルダー」。二の腕に落とした袖が、ファブリックやデザイン次第で様々な雰囲気を演出してくれます。
ストレートタイプの袖は長年の王道ですが、最近はドレープ感のある袖がついたオフショルダードレスも。そのため「クラシカルに」だけでなく、「ヴィンテージ風に」「ナチュラルに」など、着こなしの幅が増え、人気が再燃しているスリーブデザインです。
オフショルダーのウェディングドレスは、二の腕を隠したい人、肩周りをすっきり見せたい人におすすめです!
ストレートタイプとドレープタイプ、2タイプのウェディングドレスを見てみましょう。
3-1.ストレートタイプ
出典:Beacon Dress
デコルテ〜袖がストレートなタイプのオフショルダーは、体のラインにメリハリのあるタイプにおすすめ。曲線の多い体のラインに対し、直線をプラスすることでバランスが取りやすくなります。
シルクなどのハリのある素材を選べば、ボリュームある部分は緩和し、ない部分は補ってくれる効果も◎
3-2.ドレープタイプ
出典: Confetti
こちらは、標準〜比較的ふっくらさんにおすすめ。袖のドレープが二の腕ラインをぼかし、垂れ感がゆとりを感じさせ、スッキリした印象を演出してくれます。
4.ワンショルダー
片方の肩にだけ袖があり、もう一方の肩を大胆に露出するスリーブライン「ワンショルダー」。個性派・モード派に人気の高い、アシンメトリーなドレスのデザインです。
袖が一つしかない分、デザインにインパクトのあるものが多く、個性溢れるラインナップが特徴です。
ワンショルダータイプのドレスは、肩幅の広さやいかり肩が気になる人の強い味方。首〜デコルテの空間を分断する斜めのラインとアシンメトリーなデザインが、肩幅の広さと輪郭をカモフラージュしてくれます。
デコルテのスッキリ感と豊かなデザイン性が、顔を小さく見せてくれる効果も!
5.アメリカンスリーブ・ホルターネック
出典:mutin
首の付け根から脇下へ斜めに袖がカットされ、両肩を大きく露出するデザイン。クールなイメージづくりには一役買ってくれそうな、個性派デザインと言えるでしょう。
「アメリカンスリーブ」と「ホルターネック」は、同じに見えますが、実は違いがあります。ホルターネックは首の後ろでドレスを吊るし、背中を大きく露出します。対してアメリカンスリーブは、吊るしている訳ではなく、背中にも前面同様にみごろがあるのが特徴です。
アメリカンスリーブは、実は似合う人がとても限定されるスリーブデザイン。首〜肩のラインに丸みがある人、背の低い人、首の短い人は、バランスを取るのが難しいデザインかもしれません。
逆に、首〜肩が華奢な人、背の高い人、首の長い人にはおすすめ!中でも肩の骨格(いかり肩や肩幅)が気になる人はワンショルダー同様、逆に出してしまった方が肩の輪郭をぼかせることも。首元から両脇にかけての2本の斜めラインが、視線を散らして肩をカモフラージュしてくれる効果も見込めます。
6.パフスリーブ
出典: N_DRESS
肩の部分にギャザーを寄せ、ふんわりとした袖が腕を包む「パフスリーブ」。清楚で可愛らしい花嫁さんには、雰囲気に馴染みやすいと言えるでしょう。
袖の長さはフレンチスリーブ・半袖・五分丈・長袖と、長さによってもデザインに幅があります。
パフスリーブは、肩のギャザーの切り替えポイントに、着る人の肩幅が合うことが大前提。そのため、肩幅が極端に広い人には着こなしが難しいデザインと言えるでしょう。
それを踏まえた上で、袖丈別のおすすめは以下の通り。
6-1.フレンチスリーブ〜半袖
出典:silta dress
この丈のパフスリーブは、上半身が華奢な人におすすめ。また、なで肩が気になる人・肩幅の狭い人は、ふんわり袖がカバーしてくれます。
逆に、肩〜腕の骨格・肉付きがしっかりした人が着ると、たくましさが強調されてしまいがちなので注意です!
6-2.五分丈〜長袖
この丈のパフスリーブは、肩〜腕のたくましさ・細さ、どちらが気になる人にもおすすめできるデザイン。
ただ、デザイン的に「可愛らしさ」「ナチュラルさ」が全面に出るため、着る人の持つ雰囲気に合うかどうかが鍵になりそうです。
7.ノースリーブ
肩から下の袖が完全にカットされ、腕に袖がかからないデザインの「ノースリーブ」。肩を全て出すビスチェタイプに比べて、デコルテラインが覆われている分、清楚な雰囲気を演出してくれるデザインです。
先にご紹介したアメリカンスリーブもノースリーブの一種ですが、ここでは「タンクトップ型」「キャミソール型」に特化してご紹介します。
後ほど詳しく説明しますが、タンクトップ型はどんなネックラインを選ぶかによって、ベストな体型カバーが違ってきます。
またキャミソール型は、シンプルながら個性的なデザインが、おしゃれ花嫁さんに人気です。
7-1.タンクトップ型
こちらは、比較的どんな骨格・体型の人にも似合いやすいオールマイティーなスリーブデザインです。ただしパフスリーブ同様、切り替えが肩幅に合っていることが大前提。
また、体型カバーを狙うには、ネックラインの選び方が重要になってくるデザインです。首の詰まったラウンドネック・大きくデコルテを見せるスクエアネックなど、ネックラインにバリエーションが豊富なのがタンクトップ型の特徴。
7-2.キャミソール型
出典: Seul
シンプルでありながら個性的でスタイリッシュなデザインのドレス。ゆるくふわっと広がったデザインで、バックスタイルはぐっと大人っぽく、花嫁様をより魅力的に演出します。
8.まとめ|ドレス選びの鍵はトータルバランス。まずは試着を!
ウェディングドレスのスリーブライン別に、体型カバーのコツやおすすめの選び方をご紹介しました。ですが、これらはあくまで方法論。実際の似合う・似合わないは、もちろんスリーブラインだけで決まる訳ではありません。「着る人の特徴」と「ドレスのあらゆるデザイン要素」のトータルバランスを見て初めてわかることなのです。
着る人の特徴(雰囲気・顔つき・骨格・肉付き・パーツの長短大小など)
ドレスのデザイン要素(フォルム・ネックライン・丈・素材・その他ディテール)
一概に理屈では言えないものだからこそ、やはり一番の方法は実際に試着をしてみること!
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