結婚式場の見積書を見ると、こと細やかに記載されている「○○使用料」。挙式料やドレス費用ならともかく、これって何のための使用料?と首を傾げたくなる項目もあります。
その中でもとくにわかりづらい8つの使用料について解説します。
(文:桑田千寛)
目次
会場使用料(10〜30万円)
披露宴を行う会場の貸切費用です。披露宴の時間は一般的に2時間半で、その時間を貸切にするには「会場使用料」が必要です。披露宴が延長になった場合には追加費用がかかることも。
レストランウエディングでは、会場使用料の設定はなく飲食代金の最低利用額を決めていることが多いですが、レストランによっては、10~20万円の会場使用料を設定しているケースもあります。専門式場・ゲストハウス・ホテルの会場使用料は25万円程度が多いでしょう。
*会場使用料の相場は地域によって異なります
プロジェクター使用料(3〜5万円)
プロジェクター使用料とは、プロフィールムービーなどの映像を上映するための機材使用料と人件費。映像制作を式場の提携会社に依頼する場合はプロジェクター使用料無料、としている結婚式場がほとんどです。
そのため、ムービーを手作りして持ち込む場合や、式場の提携会社に依頼せず自分たちで制作会社を探して持ち込む場合には、プロジェクター使用料は無料にならないと思っておいたほうが無難。ムービーを持ち込む前提のカップルは事前に申し出て見積書に反映してもらいましょう。
音響照明使用料(3〜5万円)
スピーカー・マイクなどの音響機器、会場照明・スポットライトの使用料、および、操作をするオペレーターの人件費をセットで「音響照明使用料」として見積書に記載します。
結婚式場によっては、会場使用料に音響照明機器の使用料が含まれていることも。その場合の見積書の項目は「オペレーター費用」などとなり、会場規定の費用が請求されます。
ピアノ使用料(5〜10万円)・カラオケ機材使用料(1.5〜3万円)
余興などでピアノ生演奏をする際にはピアノ使用料がかかります。アップライトピアノで5万円、グランドピアノで10万円が相場。ただし、会場に常設してあるピアノを使用する場合なら使用料は無料で、ピアノの調律費用(1~2万円)だけが請求されることも。
ピアノと同じく、余興でカラオケをする場合は1.5〜3万円の機材使用料がかかります。
サービス料(10〜15%)
料理・ドリンク・ウェディングケーキなど飲食に関連するサービススタッフの人件費で、見積書では、飲食代金の合計額に会場規定の割合を掛けた金額となります。一般的なホテルや専門式場・ゲストハウス・レストランでは、飲食代金合計額の10%、高級ホテルで13~15%のサービス料が加算されます。
アテンド料・介添え料(2〜3万円)
新郎新婦の身の回りのお世話をするスタッフの人件費で、アテンド料、介添え料と結婚式場によって見積書の項目が異なります。
結婚式当日、新郎新婦は全ゲストの注目を一身に集めます。アテンド係は、メイクのチェックはもちろん、ドレスの裾を整えたり、着席する際のサポートをしたり、披露宴中に席を立つタイミングを教えたり、食事やドリンクの手配をしたり…と、新郎新婦が困らないように終始そばにいてくれます。
プロデュース料(5〜30万円)
結婚式の打ち合わせやアイテムの手配、当日のセッティングから撤収まで一連の企画・運営を行うためにかかる費用。結婚式場に専属プランナーがいる場合は見積書に記載されませんが、結婚式の企画・運営をするプロデュース会社や、フリーランスのウエディングプランナーに依頼する場合は必要です。
プロデュース料の相場は、挙式のみや少人数ウェディングで5~10万円、挙式・披露宴で10~30万円。結婚式を行う場所や依頼内容によって費用が異なります。また、レストランウエディングのプロデュースをプロデュース会社に委託している場合も、見積書にプロデュース料が記載されます。
テーブルコーディネート料
結婚式場の見積書によって大きく書き方が変わるのがテーブルコーディネート料。基本的なテーブルコーディネート料に含まれるのは、テーブルクロス・ナフキン・チェアクロスの各使用料ですが、会場によってはナフキン・チェアクロスだけだったり、テーブルクロスのみだったりします。
また、テーブルクロスやチェアクロス以外にも、テーブルコーディネートに必要なアイテムがあり、それらは個別に見積書に記載されることが多いです。各アイテムの使用料の相場は次の通りです。
♠テーブルクロス
*アンダークロス、トップクロス:1枚 2,000~3,000円
*テーブルランナー:1枚1,500~2,000円
♠ナフキン:1枚350~500円
♠チェアクロス:無料~1枚1500円
♠ショープレート:無料~1枚2,000円
♠テーブル装花:ゲストテーブル1卓5,000円〜
♠ペーパーアイテム:席札1部150~300円、席次表1部400~1,000円、メニュー表1部500円
まとめ|のちのち見積書の金額が跳ね上がることを防ぐために
すでに結婚式場の見積書が手元にある方は、上記の○○使用料についてチェックしてみることをおすすめします。
必要なはずなのに見積書に記載されていない場合は、例えばプロフィールムービーを持ち込むことを伝えていないためにプロジェクター使用料が無料になっていた、など、式場スタッフとの行き違いがあるかもしれません。のちのち見積書に追加されて費用が跳ね上がった…なんてことにならないよう、細かいことでもチェックしておきましょう。
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