【ドレススタイリストが解説】秋色ブラウンのウエディングドレス“おしゃれな着こなし”アイデア3選

あたたかみと落ち着きを感じさせる秋色・ブラウンのウエディングドレス。
深みのある色合いが季節感を引き立てると同時に、洗練された大人の雰囲気も演出してくれます。
今回は、秋にぴったりな「ブラウン色ウエディングドレス」のおしゃれな着こなしアイデアを、ドレススタイリストが徹底解説！
プロならではの視点で、似合う“骨格タイプ”や“パーソナルカラー”、会場までご紹介します。
色選びに悩む方も、自分らしいスタイルを探している方も、ぜひ参考にしてみてください！
(文：立澤なつき）

1.秋色・ブラウンのウエディングドレスの魅力

穏やかさとクラシカルな雰囲気をあわせ持つ「秋色ブラウン」のウエディングドレス。

出典:ブライダルナガノ・コスチューム

深みのあるブラウンは、木のぬくもりやアンティークな空間とも好相性で落ち着いた大人の印象を演出してくれるカラー。
カラードレスの中でも肌なじみがよく、白よりも柔らかく、黒よりも華やかに映る絶妙な色合いが魅力。

ブラウンには、赤みがかったチョコレートブラウンや、黄みのあるキャメル系、グレーを含んだモカ系など、トーンによって印象が変化する幅広さも。

光の加減で陰影に深みが生まれ、動くたびに立体感が際立つのもポイントです。

出典:innocently

シルエットは、ボリュームのあるAラインやプリンセスラインでクラシックに、スレンダーラインなら洗練されたスタイルに。
素材感やディテールによって、ナチュラル×モードやクラシック×モダンなどと相反するイメージを自由自在にアレンジできます。

くすみカラーのブーケやゴールド・ブロンズのアクセサリーと合わせることで、よりシックで秋らしいスタイリングに仕上がります。

出典:ブライダルナガノ・コスチューム

ブラウンカラーのドレスは、落ち着きや気品、個性を併せ持ち、秋ウエディングをスタイリッシュに彩りたい“大人花嫁”にぴったりの一着です。

2.チョコレートブラウンのチュールケープAラインドレス

出典:innocently

ドレスの特徴

ボリュームのあるチュールケープと繊細なきらめきが目を引く、チョコレートブラウンのAラインドレス。

やわらかく空気を含んだチュールを贅沢に重ねた立体的なケープデザインが、顔まわりからデコルテをふんわり包み込み、華奢な印象と華やかさを同時に演出。
肩に少しかかるドロップショルダー風のシルエットが、こなれ感と抜け感をプラスします。

スカート部分には細かなラメが織り込まれた生地を重ね、動きにあわせて上品な光をまとうのも魅力。
ボリューム感はありながら広がりすぎない品の良さがクラシカルな中にもトレンド感を生みます。

出典:innocently

ウエストにはサテンのリボンベルトがあしらわれ、全体のコーディネートを引き締めながらスタイルアップ効果も。
バックスタイルには長めのトレーンを配し、存在感のあるシルエットがドラマティックな後ろ姿を叶えます。

深みのあるチョコレートブラウンは肌なじみも良く、甘すぎず大人っぽい印象に仕上がる万能カラー。
クラシカルで洗練されたムードを演出できる一着です。

おすすめの着こなしアイデア

大胆なボリュームチュールと構築的なシルエットが際立つ1着は、都会的な洗練さが引き立つ「モードグラマラス」なスタイルがおすすめ。

■ヘアスタイル

トレンド感とモードさを兼ね備えたドレスには、前髪を立ち上げた“タイトなオールバック”や“低めのまとめ髪”が好相性。
顔まわりはすっきりと出し、アクセントを後ろに置くことで、ケープの立体感やデコルテの美しさを際立たせてくれます。

少しウェット感を出すとよりグラマラスな印象に。

■アクセサリー

ボリュームあるケープを引き立てるなら、“エッジの効いたイヤーカフ”や“縦ラインのメタルピアス”など、耳元にだけ存在感をもたせたアクセサリーがベスト。

ネックレスはあえて省き、視線を顔まわりに集中させる引き算バランスでミニマルな装いに。
素材はシルバーやゴールドの艶感があるものをセレクトするのが◎。

出典:Hiroki Sugita

■ブーケ

ナチュラルグリーン×ホワイトのラウンドブーケは、ドレスのボリュームとチュールの軽やかさにモードさとナチュラルな抜け感を添えるバランス。

明るすぎず深みのあるグリーンとアイボリー寄りのホワイトが、チョコレートブラウンのドレスカラーを引き立て、全体にやわらかなコントラストを生み出します。

おすすめの花材は、「アネモネ」「スカビオサ」「ミモザ」

【このドレスが似合うのは】

ドレスショップ：innocently（イノセントリー）

3.ブラウンチュール×フェザーグリッターのスレンダーラインドレス

出典:innocently

ドレスの特徴

繊細なフェザーモチーフと星屑のように輝くグリッターがドラマティックな存在感を放つスレンダーラインドレス。

肌なじみの良い赤みを帯びたブラウンにシルバーのグリッターチュールを重ねたことで、落ち着きの中に華やかさを秘めた絶妙なバランスに仕上げられた一着です。

出典:innocently

すっきりとしたVネックと広めに開いたバックデザインが、肌を美しく引き立てながら洗練された女性らしさを演出。
立体感のあるチュールの重なりがシルエットを柔らかく見せつつ、歩くたびに光を受けて幻想的に煌めきます。

ウエストにはやや光沢のあるブラウンサテンリボンを添えることで、全体を引き締めつつフェミニンな印象もプラス。

スレンダーラインならではのスマートさと、華やかなグリッターの装飾が融合したドレスは、ナイトウエディングやラグジュアリーホテルでの挙式にも映える特別感のあるスタイルに。

出典:innocently

トレンドの“透け感”と“煌めき”を上品に取り入れたい大人花嫁にふさわしい、エレガントで記憶に残るブラウンドレスです。

おすすめの着こなしアイデア

繊細なモチーフと幻想的な輝きが重なり合うグリッタードレスには、静けさの中に品格を宿す「エフォートレスエレガンス」な着こなしがおすすめ。

■ヘアスタイル

ドレスの繊細な透け感や煌めきを引き立てるには、“タイトすぎないローポニー”や“柔らかくまとめたローバン”がおすすめ。

後れ毛を波打つように巻き、透明感をプラスすることで、フェザーやグリッターの軽やかさと絶妙に調和します。

■アクセサリー

煌めきすぎない“オーロラカラーの小粒ピアス”や“ガラスのような質感のイヤリング”が好バランス。
ドレスのグリッターの輝きとぶつからず、さりげないアクセントが洗練された印象に。

アクセサリーは控えめに留め、全体の透明感を優先します。

出典:浪漫花店

■ブーケ

深みのあるブラウンのグリッタードレスに、アシンメトリーなシルエットと艶感をもつ花々を組み合わせたブーケが印象的なコントラストを生み出します。

流れるようなラインと空間を活かした構成が、ドレスの縦長シルエットと相まって視線を美しく誘導します。

おすすめの花材は「アマランサス」「スモークグラス」「バンダ」

【このドレスが似合うのは】

ドレスショップ：innocently（イノセントリー）

4.モーブブラウンのティアードスカート×オフショルダーデザインドレス

出典:Dress salon ituwa

ドレスの特徴

チュールの軽やかさとクラシカルなディテールが融合した、モーブブラウンのエアリーなオフショルダードレス。

デコルテを美しく魅せる深めのVカットと、ふわりと肩を包むシアーなロングスリーブが絶妙な抜け感を演出。
身頃には斜めに配されたドレープが立体感を与え、自然にウエストを引き締めて見せてくれます。

スカート部分には繊細なレースとチュールのフリルを幾重にも重ねたティアードデザイン。
歩くたびに揺れ動くようなデザインは、動きとともに異なる表情を見せ、写真でも映える存在感が魅力です。

出典:Dress salon ituwa

透け感のあるスリーブと柔らかなボリュームのバランスにより、重たくならず軽やかでドラマティックな印象に。
色味の奥行きが際立つモーブブラウンは、甘さを抑えながらも女性らしいエレガンスを引き立て、上品で落ち着いた雰囲気に仕上がります。

繊細さと華やかさを両立した一着は、ナイトウエディングやクラシカルな会場でのシーンにもぴったり。
肌なじみがよく、モダンで洗練された印象を求める大人花嫁におすすめの一着です。

おすすめの着こなしアイデア

繊細なティアードとシアー感、オフショルダーとノスタルジックな空気感が漂うドレスは、クラシカルな甘さを品よく引き出す「ヴィンテージロマンス」な着こなしがおすすめ。

■ヘアスタイル

空気を含んだチュールの質感には、“ゆるめの編み下ろし”や“ルーズアップのツイストアレンジ”が好相性。
耳まわりやうなじに程よく後れ毛を残すことで、柔らかな雰囲気とヴィンテージの甘さを引き立てます。

ヘッドアクセにはアンティーク調のパールピンやビジューをプラス。

■アクセサリー

ドレスのデコルテが映えるオフショルダーには、“小ぶりなパールのイヤリング”や“マットゴールドのクラシックピアス”を選んで。
ネックレスはあえて省き、肌とチュールのコントラストを際立たせるのがポイント。

甘さを残しつつも、抜け感のある上品さを演出できます。

出典:Hanaya Fukutaro Wedding

■ブーケ

ドレスの繊細なレースやティアードデザインと呼応する白く小ぶりな花が集まるスズランは、可憐さと奥ゆかしさを演出します。

ブーケに丸みを持たせて束ねることで、ドレスの柔らかいフォルムと調和し、上品な愛らしさが際立つコーディネートに仕上がります。

ナチュラルなおすすめの花材は「スズラン」「ライラック」

【このドレスが似合うのは】

ドレスショップ：Dress salon ituwa（ドレスサロンイツワ）

5.まとめ｜秋カラー・ブラウン色のウエディングドレスをおしゃれに自分らしく着こなしましょう！

深みとやわらかさをあわせ持つ「秋に映えるブラウンカラードレス」をおしゃれに着こなすアイデア3選をご紹介しました。

温かみのあるブラウンは、秋の自然と調和しながらも洗練された華やかさを放ち、肌なじみが良く上品な印象に仕上がるカラー。
質感やディテール次第でクラシカルにもモードにも雰囲気を変えられるため、大人花嫁にぴったりの一着です。

ふんわりと広がるチュール素材ならやわらかくフェミニンに、繊細なラメや刺繍が施されたドレスならエレガントな存在感を放ちます。
ブーケやアクセサリーの合わせ方次第で、自分らしいスタイリングが自在に叶います。

秋らしさを自分らしいスタイルで取り入れたい方は、ぜひ今回のスタイリングをヒントに、“ブラウンドレス”で心に残る一日を演出してみてください。

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