【結婚コラム〜リノベ編〜】50〜60㎡に4人家族でも大丈夫。狭い家で広々と暮らすリノベーションのポイント4つ

新婚・子育て中の夫婦の課題といえば、理想の家探し。賃貸か購入か、新築か中古か…。迷う二人にオススメなのが、高コスパが狙える中古物件のリノベーションです。
今回は元プランナーによる結婚式のパーソナルサポート「トキハナ」が、コンパクトな家で4人家族が快適に暮らすためのリノベーションアイデアを4つのポイントからご紹介。物件購入＆リノベーションを検討している人は要チェックです！　
（文：まゆ）

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1.リノベーションの基礎知識
2.人数に対して面積が狭い家のリノベーション4つのポイント
3.まとめ｜リノベーションなら無限大！コンパクトでも快適な家づくり
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1.リノベーションの基礎知識

結婚して家族が増えたら、検討したいのが人数に合った家への住み替え。でも新築物件や注文住宅はかなり高額…。
そんなお悩みの解決策として今人気なのが、中古物件のリノベーションです。具体的には、以下のようなメリットがあります。

●新築に比べて高コスパ
●間取り・内装・設備などを自由に設計して家族のライフスタイルに合った家作りができる
●リノベーション費用は住宅ローンと一体型で組める

ただし、中古マンションの購入にはいくつか注意点も。気になる人は以下の記事も読んでみてくださいね。

▼参考記事

【結婚コラム〜家探し編〜】中古マンション購入のメリットとデメリット。リノベーションが人気の理由も！

中でも本記事では、「50〜60㎡のマンションで4人家族が快適に暮らせる家づくり」にフォーカス。
コンパクトな空間を上手に活用するリノベーションアイデアをご紹介します。

2.人数に対して面積が狭い家のリノベーション4つのポイント

人数に対してコンパクトな家のリノベーションは、以下4つを意識するのがオススメです。

①空間を一体化して”使い方自在”に
②デッドスペースを極限まで減らす
③縦の空間を活用する
④1か所に機能を集める

ここからは、それぞれの具体的なリノベーションアイデアを紹介していきましょう。

① 空間を一体化して”使い方自在”に

コンパクトな家で個室や専用スペースを設けると、1つひとつが狭くなる上に、扉・壁・廊下に面積がとられてしまう…という難点が。
空間を分ければ分けるほど、見渡しや彩光も阻害されます。

そこで活用したいのが、「空間を分けない」「インテリアを固定しない」というアイデア。
例えば次のような工夫をすることで、開放的で多様なシーンに対応できる家を実現できます。

間取りを再設計して1つの広々＆自由な空間に

「面積のロスをなくしたい」「広々としたリビングに憧れている」そんな人は、3LDK→1LDKにしたり、ダイニングを設けず1つのリビングにしたり、思い切って広いワンルームにする…という手も。
空間を区切らず大きな1まとまりにすることで、コンパクトでも開放的な家が実現します。ワンルームの場合は、例えばリビング脇に収納も兼ねた小上がりを作り、夫婦のベッドスペースに。
子供のプライベートスペースは、奥まった場所にロフトや個室感のあるスペースを設置するなどの工夫を。

動かせるインテリアで間取りを自由自在に

ダイニングテーブルを可動式にしてリビングでも活用したり、照明は電球の位置を自由に決められるダクトレール照明にしたり、ソファの代わりにビーズクッションを使ったり…と、「動かせるインテリア」を活用するのもいいアイデア。間取りが自由自在になり、ホームパーティーや来客の宿泊、家族が減った時・増えた時…など、どんなシーンにも柔軟に対応できる家が実現します。

「LDKを広くとり、柔軟に使う」…これが、4人家族がコンパクトな家でのびのびと暮らすためのコツと言えそうですね。

② デッドスペースを極限まで減らす

コンパクトな家は、いかにデッドスペースを減らして空間活用できるか…がカギ。
以下のようなアイデアで、限られた面積を最大限活かすことができます。

廊下・壁をなくす

廊下は1つの部屋として面積が消費されてしまうため、思い切ってなくすという手も。

カーテンを使ったり、プライベートスペースは奥まった場所につくる…などの工夫で、扉の面積の節約に。
廊下を作る場合は少しクランクさせれば、扉をつけずに目隠しが可能になり、彩光や開放感もアップ。
扉をつける場合は、引き戸にするとデッドスペースが減らせます。

玄関土間をなくす

面積を限りなく広げたいなら、思い切って玄関土間をなくす…というユニークな技も。廊下から始まる玄関に小さめのチェアを置いて腰かけて靴を脱ぎ、靴は室内のシューズボックスに収納を。

多機能家具を活用する

下に収納が付いたキッチンカウンターやベンチ、テレビ台を兼ねた壁面収納…など、1つの家具に複数の機能性をもたせることでスペースを有効活用。

テレビ→浮かせるプロジェクター＆スクリーンに

天井にプロジェクター＆使わない時は収納できるロールスクリーンを設置してテレビスペースを節約。

見せる収納で見渡し◎

ガラスケースや飾り棚など「見せる収納」で空間を広く見せる工夫を。

壁の厚みを活用する

厚みのある壁を活用して、埋め込み式の収納棚や本棚に。
見た目をすっきりさせながら収納力アップ。

固定観念にとらわれず、「自分たちにとってなくてもいいもの」は思い切ってなくし、床下〜天井、壁まで使えるスペースが少しでもあれば活用する。

これもコンパクトな家で快適な暮らしを手に入れるためのポイントです。

③ 縦の空間を活用する

コンパクトな家で大きなネックになるのが収納。
できるだけ収納力をアップさせたいなら、ぜひ検討して欲しいのが”縦”の空間を活かしたリノベーションアイデアです。

例えば以下のようなアイデアを使えば、床面積や収納力をアップできますよ。

小上がり

リビングに小上がりを作り、昼はフリースペース、夜はベッドスペースに。
小上がりの下は収納スペースとして活用を。

ロフト

ロフトを作って面積を拡大し、下はウォークインクローゼット、上はベッドスペースや子供の活動スペース、季節物やアウトドア用品の収納…など、アイデア次第で無限の可能性が◎

階段

部屋の中に階段を作るというユニークなアイデアも。
階段は1段ずつボックス状にして、シューズケースや収納として活用を。

ただし、マンションでこれらのアイデアを使う場合は、構造や強度、天井高、管理規約の制約にご注意を。

見渡し重視の場合は、逆にフロアの段差をなくしてフルフラットにする方が開放感がアップします。
家族の価値観に合わせて検討してみてくださいね。

④ 1か所に機能を集める

面積の節約には「ダブりを減らす」のも大事なポイント。
以下のアイデアのように機能を1か所にまとめれば、面積を最大限有効活用できますよ。

水回りをまとめる

水まわりがそれぞれ離れた位置にあると、配管を長く引く必要があり、床下や壁の厚みが増えて無駄な空間が発生することに。
キッチン・洗面・トイレ・お風呂・ランドリースペースなどの水回りをまとめることで通路や配管スペースを共有でき、他の空間をすっきり使えます。

家族の衣類をまとめる

家族共用のファミリークローゼットを作り、1か所に機能を集めて空間の節約に。
近くにランドリースペースや室内の物干しを配置すれば、洗濯〜片付けの効率もアップ。

キッチン・ダイニングをまとめる

カウンター付きのアイランドキッチンを作り、キッチンとダイニングの機能を集約すれば空間の節約に。
料理しながら会話や子供の見守りができ、家事効率も◎

2部屋のエアコンをまとめる

夫婦の寝室と子供部屋は壁で仕切りつつ、欄間でつなげてエアコン1台で空調を可能に。
修理や買い替え、クリーニングコストの節約にも◎

機能を1か所にまとめることは、スペースの節約はもちろん、家族のコミュニケーション改善や生活コストの削減、家事の時短という副産物も。

生活上のお悩み改善と合わせて、ぜひ「機能集約」も検討してみてくださいね。

3.まとめ｜リノベーションなら無限大！コンパクトでも快適な家づくり

今回は、人数に対してコンパクトな家で快適に暮らすためのリノベーションアイデアをご紹介してきました。

コンパクトな家を、人数に合わせて住みやすい形へと高コスパで生まれ変わらせるリノベーションは、子育て世帯にとって魅力的な選択肢。
生活上の困りごとを解消できたり、オーダーメイドで愛着が持てる点もリノベーションの大きなメリットです。

「リノベーションに興味はあるけど、何から始めればいいかわからない」という方は、まずはリノベーションのプロに相談するのがおすすめ。

例えば、豊富なリノベーション実績を誇る「リノベる。」は、リノベーション・不動産の両方に精通したスタッフが物件の購入からリノベーションまでワンストップでサポートしてくれるサービスです。
中古物件の購入＆リノベーションの他にも、手持ち物件のリノベーション、リノベーション済みマンションの紹介など、サービス内容も豊富。

住まいを探す二人の心強い味方なので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。