2023年9月にリニューアルオープン&リブランド予定の結婚式場「アニヴェルセル表参道」の魅力を、全5回にわたってお伝えする最新レポート記事第2弾!
今回は特に気になっている人も多いはずのチャペルの新しいデザインや、ゲスト協力型の挙式演出、人気演出”ページェント”のリニューアルについて、どの情報サイトよりも詳しくご紹介します。 (取材:トキハナ 神田裕子/文:三島莉永)
目次
1.宗教色の強いチャペルからの脱却
2023年9月、表参道の結婚式場・アニヴェルセル表参道が全館リニューアルオープン&リブランドして“記念日の館”へと生まれ変わります。
改装期間は2022年12月29日~2023年8月31日まで。8ヵ月もの期間をかけて、チャペルと全フロアの改装だけでなく、館内にはティファニーのフラッグシップストアもオープンします。
今回のリニューアルにおいて特に注目度が高いポイントは、同会場のシンボルともいえる、ヨーロッパの大聖堂を思わせる王道スタイルのチャペルでしょう。
象徴的なロイヤルブルーのバージンロードや、イギリスの教会から譲り受けた歴史あるステンドグラスが飾られている同会場のチャペルは、厳かでいて非日常感を満喫できる唯一無二の空間。
そんなクラシカルな雰囲気のチャペルがどう変化するのか気になるという方も多いのではないでしょうか?
ANNIVERSAIRE Inc.執行役員 / 表参道店 総責任者・村上 暁誠さんにお話を伺いました。
「現在のステンドグラスは残したまま、改装後はアート性の高いスタイリッシュなチャペルになります。“ステンドグラスが飾られたチャペル=厳かな雰囲気”というこれまでのイメージに、“あらゆる価値観を表現できる多様性のあるチャペル”という新しいインパクトを加えたいと思いました」(ANNIVERSAIRE Inc.執行役員 / 表参道店 総責任者・村上 暁誠さん)
確かに、最近は特定の宗教にこだわらない人前式が人気を集めている傾向もあり、キリスト教の宗教色が強い大聖堂系のチャペルに違和感を覚える方もいらっしゃいます。
しかしその一方で、厳かな大聖堂系のチャペルで結婚式に憧れている方も一定数いるため、アニヴェルセル表参道の象徴的なチャペルが消えるのは寂しい感じもしますが…。
「開業当初からあるステンドグラスはウィリアム・モリスがデザインしたステンドグラスで、19世紀英国の教会から譲り受けた歴史あるものです。当式場にとっても大切なモチーフですから新しいチャペルに継承します。
今回の改装ではこのステンドグラスと、伝統的なロイヤルブルーのバージンロードの2つを最大限活かし、そのうえでスタイリッシュなチャペルへ作り変えます」(村上さん)
アニヴェルセル表参道の代表的なモチーフは継承しつつ、宗教色が強くなりすぎないよう内装は白を基調とし、窓から差し込む光や照明を活かした明るくスタイリッシュなデザインへと生まれ変わるようです。
出典:アニヴェルセル 表参道
2.チャペルの存在意義は「誓う」から「祝福する」へ
チャペルの改装において、アニヴェルセル表参道が指針として定めたのは『“誓う”チャペルではなく、“祝福する”チャペルを作りたい』という想い。
開業当時から受け継いできた伝統的なモチーフは継承しつつも、現代のニーズに沿った新たな要素を取り入れ、チャペルが新郎新婦を祝福する空間となるよう工夫を凝らします。
チャペルが新郎新婦を祝福する空間になるとは、具体的にどういうことなのでしょうか?その答えは、意外にもチャペル装花のデザインにありました。
これまではバージンロード沿いにお花を飾っていましたが、改装後はステンドグラス横に“祝福花”として存在感のある大きなモニュメントフラワーが飾られます。
モニュメントフラワーは、ホテルのロビーに飾られているような大きなサイズでインパクト抜群!
シンプルでスタイリッシュな空間に、あえてステンドグラスと“祝福花”だけが存在することによって、視覚的にも“チャペル自体がふたりを祝福している”と感じるストーリーが用意されているのです。
出典:アニヴェルセル 表参道
3.祝福感を高めるゲスト向けストーリーも
チャペルのリニューアルに合わせて、アニヴェルセル表参道ではゲスト協力型の新たな挙式演出がスタートします。
新しい演出には、一輪の花を使用。まず、ゲストは1階のフラワーショップにて、ひとり一輪の花を選び取ってチャペルへと向かい、挙式に参列します。
このとき配られる花は、新婦が持つブーケと同じ花材。花を通して、新郎新婦との繋がりを感じてもらえるなんて素敵なストーリーですよね。
そして挙式後、大階段の両サイドに並んだゲストは手に持った花を掲げて“フラワーアーチ”を作ります。
ゲスト全員で創り上げた“フラワーアーチ”の中を、祝福の歓声を浴びながら新郎新婦が歩んでいくひとときは特別感たっぷり!
フラワーシャワーも素敵ですが、花びらが舞い上がっている時間はごくわずか。それに比べるとフラワーアーチはシャッターチャンスがより長く、しかもフラワーアーチの下を新郎新婦がくぐる際にゲストの距離がグッと近くなるため、写真映え&動画映えしそうです。
さらにアフターセレモニーの後、ゲストは一輪の花を手に持ち披露宴会場へ移動。ロビーに用意された人数分のフラワースタンドにお花を活けて全員からの“祝福花”を完成させます。
「自分で選び取った一輪の花を使ってふたりをお祝いできるというストーリーと、ゲスト全員でふたりへの“祝福花”を完成できるという一連のストーリーが楽しめる演出を計画しています」(村上さん)
ところで、ふたりを祝福するのはゲストだけではありません。
アニヴェルセル表参道の結婚式といえば、挙式後に表参道を歩いて周囲の方から祝福を受けられる“ページェント”が有名です。以前から行われている演出のため、見たことがある!という読者も多いのではないでしょうか?
出典:アニヴェルセル 表参道
4.表参道名物“ページェント”がさりげなくオシャレに
現在アニヴェルセル表参道で行なわれている人気の演出“ページェント”は、リニューアル&リブランド後、さりげなくオシャレな大人の演出に生まれ変わります。
アニヴェルセル表参道の“ページェント”とは、挙式後に新郎新婦が表参道を歩く演出。新郎新婦がチャペルから登場すると鐘の音が鳴り、トランペットのファンファーレに導かれて新郎新婦が歩き出します。
その様子にアニヴェルセルカフェで寛いでいる人や表参道を行き交う人が気づき、あたたかい拍手と祝福の歓声に包まれるのです。
『街から祝福を受けるシーンを作りたい』という同会場の想いから生まれた素敵な演出です。
「最初は『 (恥ずかしいから)ページェントをやりたくない』と仰っていたお二人も、実際にやってみると『ページェントのときが、結婚式の中で一番気持ちよかった!』と必ず仰っていただけるんです。
そのため、街からお祝いされる演出は継続しつつ、今後は音で注目を集めるのではなく、新婦が印象的なブーケを持って歩くことで人びとの目を惹くスタイルにしようと」(村上さん)
現在行われているトランペットによるファンファーレの代わりに、これからは、片手で持てないほど大きなページェントブーケを花嫁が抱えて、新郎と一緒に表参道へ。
ページェントブーケは存在感のあるサイズのため、トランペットが鳴り響かなくても街に行き交う人々が気付くはず。
大々的に注目を集めるのではなく、自然発生的に拍手とお祝いの声が沸き起こるというさりげなくオシャレな演出になりそうですね。
トレンドの演出として人気を集めることでしょう。
また、表参道は四季によって表情を変える街なので、ページェントブーケのデザインも季節ごとにアレンジ。館内のフラワーショップが、月ごとに季節を感じられるデザインに仕上げてくれます。
出典:アニヴェルセル 表参道
5.表参道ロケーションフォトシューティング
『ページェントのときが一番気持ちよかった!』という感想が多く寄せられているように、アニヴェルセル表参道のページェントは結婚式の1日の中でもとくに気分が上がる演出。
表参道の街を行き交う人びとから祝福の歓声を浴びて、高揚感と幸せに包まれた最高の気分のままフォトシューティングが行えるのも、今回のリニューアルのポイントです。
フォトシューティングの撮影場所はアニヴェルセル表参道前。通常、結婚式当日には撮影時間を長くとれないケースが多いですが、表参道らしさを感じられる空間でのフォトシューティングは結婚式中にマストで組み込まれており、しっかりと撮影時間が確保されているそうですよ。
プレ花さんの間で話題となり、今後同会場が人気を集めるポイントの1つになることが予想されます。
6.まとめ│他にはない、特別な結婚式が叶う会場へ
2023年9月にリニューアルオープンするアニヴェルセル表参道の新しいチャペルや、お花を使ったアフターセレモニーの演出、ページェントブーケや表参道でのフォトシューティングについて詳しくご紹介しました。これらはすべて、同会場でしかできない演出です。
リニューアル&リブランド後はアニヴェルセル表参道だからこそ叶う挙式スタイルが確立されるため、従来の形式とは一線を画した結婚式を希望する方や、周りと被らない結婚式を希望する方など、より多くの人から注目を集めるだろうなと感じました。
続く第3弾のレポートでは、アニヴェルセル表参道の披露宴会場がどんなふうに生まれ変わるのか、テーマの異なる6つの会場コンセプトをご紹介します!
新しいアニヴェルセル表参道の開業準備室は2023年1月2日オープン予定です。見学・相談のご予約はトキハナまでお問い合わせください。