全3回にわたる「明治神宮 明治記念館」取材記事の最終回。
これまで明治神宮の神前挙式や新しい儀式殿、衣裳についてトキハナが取材し、深掘りしてご紹介してきました。
この記事では婚礼料理に対するこだわりや、東京都指定有形文化財に指定されている明治記念館本館の披露宴会場などについて詳しくお話を伺って来ました。
(取材:トキハナ 神田裕子/文:三島莉永)
目次
1.「赤坂仮皇居御会食所」にルーツをもつ歴史的建造物
出典:明治神宮 明治記念館
初詣の参拝者が日本最大級の神社として有名な「明治神宮」。その結婚式場として1947年(昭和22年)にオープンしたのが、今回取材した「明治記念館」です。
現在は結婚式だけでなく、パーティや会議、食事やカフェを楽しみに多くの人が訪れる明治記念館ですが、もともとは1881年(明治14年)に赤坂仮皇居に創建された「赤坂仮皇居御会食所」(現 明治記念館本館)がルーツです。
「赤坂仮皇居御会食所」では、明治14〜22年の間に外国皇族との会食など64回の宴席が開かれました。当時、諸国の賓客をもてなす“日本初の迎賓館”だったのです。
そんな歴史的背景があるため、日本の伝統的な調理方法とおもてなしの精神が、明治記念館の婚礼料理には脈々と受け継がれています。
明治記念館の婚礼料理と披露宴会場の魅力について、明治記念館のブライダルアドバイザー・早坂 真さんに詳しくお話を伺って来ました。
2.日本と外国の皇族に振る舞われた、こだわりの絶品料理
出典:明治神宮 明治記念館
明治記念館が披露宴で提供している婚礼料理は、当時の「赤坂仮皇居御会食所」で日本と外国の皇族の方々に提供していたメニューに基づいているものもあるのだそう。
その伝統もさることながら、日本料理の出汁は料理長がその日の気温や湿度をチェックしながら仕上げていたり、フランス料理のコンソメスープは2回濾して洗練された味わいを追求していたり。
手間暇かけて調理するという、おもてなしの基本に忠実です。
キッチンには披露宴会場の様子を映すモニターが設置してあり、披露宴の進行状況を確認しながら調理を進めるそうです。
温かいものは温かいうちにテーブルに運ばれるため、結婚式の参列経験が多いゲストや、舌の肥えたグルメなゲストにもきっと喜ばれるはずです。
出典:明治神宮 明治記念館
そんな明治記念館こだわりの婚礼料理は、日本料理・フランス料理・フランス懐石膳の3種類・計13コースをご用意。
ゲストの顔ぶれや叶えたい結婚式のイメージに合わせて選べるようになっています。
特に人気が高いのはフランス懐石膳です。
ブライダルフェアではおふたりで別々のハーフコースをご試食いただけますので、シェアしながら多彩な味わいを楽しんでくださいね。
—— 明治記念館ブライダルアドバイザー・早坂 真さん
明治記念館では料理長と相談して、オリジナルコースを創り上げることも可能です。新郎新婦の地元の食材を使った料理など、ふたりらしいオリジナルメニューも作成できます。
なお、明治記念館の婚礼料理は、明治神宮の境内にある披露宴会場「FOREST TERRACE 明治神宮」と「明治神宮 桃林荘」でも提供しているものもあります。
3.東京都指定有形文化財の会場も!披露宴会場は17会場
出典:明治神宮 明治記念館
明治記念館には、なんと17もの披露宴会場を完備しています。それぞれ異なる内装・収容人数のため、叶えたい結婚式のイメージや招待するゲストの人数に合わせてお選びいただけます。
今回は、その中でも特に注目度の高い会場をご紹介。
東京都指定有形文化財に指定されているクラシカルな会場や、音響照明設備が充実している会場など、様々なタイプの披露宴会場をピックアップしました!
3-1.トキハナイチオシの披露宴会場:「金鶏(きんけい)」
出典:明治神宮 明治記念館
数ある披露宴会場の中でも、トキハナスタッフの一押しは「金鶏(きんけい)」という会場です。
「金鶏(きんけい)」は、1881年(明治14年)に赤坂仮皇居の御会食所として建造された会場。
なんと大日本帝国憲法の草案審議の御前会議を行ったという由緒ある会場で、東京都指定有形文化財に指定されています。
室内に入ってまず目を惹くのが、壁に描かれた絵画でしょう。壁には美しい牡丹と、古来中国で“おめでたいしるし”として尊ばれた金鶏が描かれています。
この金鶏の壁画は、明治14年当時の原画を国内有数の壁画師が一羽一羽模写し、伝統工芸的工法によって壁画に施された貴重なもの。
歴史的な背景においても、内装においても、唯一無二の空間となっています。
「金鶏(きんけい)」は明治記念館の象徴的な存在です。
歴史ある空間だからこそ、キャンドルサービスやグランドピアノの演奏などは制限させていただいておりますが、プロジェクターを使った演出は行えます。
—— 明治記念館ブライダルアドバイザー・早坂 真さん
これだけ荘厳で歴史ある披露宴会場なら、派手な演出を行わなくてもゲストに満足してもらえるはず。参列経験の多いゲストにとっても忘れられない思い出となることでしょう。
また、「金鶏」は着席状態で88名まで収容できる広々とした空間で、室内から庭園を一望できるため開放感たっぷり。
テラスから入場したり、披露宴中に庭園に出たりと自由に行き来できるのも嬉しいポイントです。
3-2.リニューアルしたばかりの披露宴会場:「富士」
出典:明治神宮 明治記念館
明治記念館のメインバンケット「富士」は、2022年8月にリニューアルしたばかり。
最大409名も収容できる広々とした空間で、ゴールドを基調としたエレガントな雰囲気の内装のため、世界各国の国賓やロイヤルファミリー、VIPのレセプションに利用されることも多いといいます。
ただ空間設計にこだわっているだけでなく、「富士」では照明・音響など各種設備も完備。天井高6.6メートルと開放的な空間のため、音も美しく反響します。
ちなみに、「富士」は中規模の披露宴で使用することも可能です。
招待するゲストの人数に合わせて空間をパーテーションで区切り、202名まで収容可能な披露宴会場(富士[1])、もしくは157名まで収容可能な披露宴会場(富士[2])として使用できます。
「富士」をパーテーションで仕切った富士[1]は、壁全体に映像を投影するといった演出も行えます。
—— 明治記念館ブライダルアドバイザー・早坂 真さん
3-3.和の風情たっぷりな披露宴会場:「相生(あいおい)」
出典:明治神宮 明治記念館
和の風情を感じられる披露宴会場を希望する方には、「相生」がおすすめです。
「相生」は、木組みの格子天井と緋色の和紙を使った日本伝統の“折り上げ格天井”が印象的な披露宴会場。
その他にも高砂の背面が日本の伝統的工法である「左官壁」になっていたり、ゲストが座る椅子の一部に明治神宮で役目を終えた木を使っていたりと、随所に“和の粋”を感じられる内装となっています。
「相生」の左官壁は、NHKの大河ドラマで題字を監修したことでも有名な挾土秀平氏による作品。
和の精神性を表現した、趣のある壁となっております。
—— 明治記念館ブライダルアドバイザー・早坂 真さん
日本の伝統技術を存分に堪能できる披露宴会場「相生」。緑豊かな庭園とテラスでひと続きになっているため、開放感も抜群ですよ。
3-4.少人数ウエディング向きの披露宴会場も
出典:明治神宮 明治記念館
明治記念館では、12~14名程度の少人数ウエディング向け披露宴会場を備えているのも嬉しいポイントです。
懐石料亭「花がすみ」の「呉竹」と「かいどう」は、どちらもゲストとの距離を近くに感じられる空間となっていますが、箱庭を眺められる開放的なつくりのため窮屈に感じることもないでしょう。
50名以上の中規模会場は金鶏・相生の他に5つ。
東京都指定有形文化財の本館「エミール」、正面の壁に配された若竹の障壁画が印象的な「若竹」、大正ロマン風な内装の「鶴亀」は和の雰囲気を感じられるクラシカルな空間。対して、「孔雀」と「芙蓉」はシャンデリアが飾られたエレガントな空間となっています。
100名以上の大型会場は、「富士」の他に3つ完備。自然をモチーフとした「蓬萊」、ベージュを基調とした優雅な内装の「鳳凰」、プライベートホワイエが設けられている「末広」と、様々な広さ・内装の披露宴会場を備えています。
3-5.深い青色の大階段はSNSでも話題のフォトスポット
出典:明治神宮 明治記念館
披露宴後には、明治記念館の正面入口の大階段にて記念撮影を行えます。
深い青色の絨毯が敷かれている大階段は、インパクトのある佇まいで非日常感抜群。特にロングトレーンのドレスが美しく映えるとして、SNSでも話題となっています。
ちなみに、大階段ではソロ撮影やふたりでの撮影の他、ゲストとの集合写真を撮影することも可能です。
明治記念館では1日を通して“新郎新婦とゲストが共に過ごせる時間”を大切にしているため、披露宴後もゲストとアットホームなひとときを過ごせますよ。
4.まとめ│結婚式だから手に入る、特別な体験をゲストにプレゼントしよう
出典:明治神宮 明治記念館
明治記念館の婚礼料理と披露宴会場についてご紹介しました。
皇室ゆかりの伝統的な婚礼料理や、東京都指定有形文化財に指定されている披露宴会場など、結婚式に招待されることがなければ体験できないようなコンテンツは、きっとゲストの印象にも残りやすいでしょう。
- 明治記念館はこんな方におすすめ!
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大切なゲストに特別なおもてなしをしたい
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