ゲストからご祝儀をいただく代わりに、一定の会費を支払ってもらう「会費制ウエディング」。
一般的なご祝儀制の結婚式と比べてゲストの金銭的な負担を軽くするだけでなく、やりくり次第ではふたりの自己負担額もおさえることができるので、自分たちらしい結婚式を実現させたいふたりに今人気の結婚式のスタイルです。
しかし、まだまだ会費制ウエディングを選択されるカップルは少数派なので、これまで会費制の結婚式に参加したことがないという新郎新婦も多いはず。「会費制結婚式でも招待状は必要?」「会費制ウエディングの場合、お色直しをしてもいいのかな?」など、さまざまな疑問がわいてきますよね。
そこで今回は、会費制ウエディングの注意点とよくある質問について元プランナーが徹底解説いたします!
会費制結婚式についてもっと詳しく知りたいと考えているふたりは、ぜひチェックしてみてくださいね◎
(文:MIKI NONAKA)
目次
1.会費制結婚式の場合、お車代はどうする?
出典:リビエラ逗子マリーナ
「お車代」とは、新幹線や飛行機などを使って遠方から結婚式に来てくれるゲストにお渡しする交通費や宿泊費のこと。ご祝儀制の結婚式の場合、友人はもちろんのこと、親族であってもお車代を渡すのがマナーです。
またお車代は、主賓や乾杯の挨拶をお願いしたゲストにも渡します。この場合は、お礼の意味を含んだ交通費なので、少し多めに包むのが一般的です。
会費制結婚式の場合、この「お車代」をお渡しするかどうかは新郎新婦の考え方によりますが、約6〜8割のカップルがお車代を用意しているようです。
会費制・ご祝儀制にかかわらず、わざわざ遠方から自分たちの結婚式に足を運んでくれることへの感謝の気持ちとして、交通費の全額ではないとしてもお車代を用意するようにしましょう。
ただし、お車代が結婚式の会費よりも高くなってしまうと受け取る側が恐縮してしまうので、金額には注意が必要です。
なお、お車代を用意する場合も用意できない場合も、ゲストを結婚式に招待するタイミングでお車代の有無をしっかり伝えておくようにしましょう。
2.会費制結婚式の場合、招待状・席辞表などのゲストへの案内は?
「招待状」とは、結婚式の日時や場所を正式にゲストに知らせるための案内状のこと。
招待状に同封した返信ハガキを返送してもらうことで、結婚式の出欠の有無やゲストの住所、アレルギーの有無など、ゲスト一人ひとりの情報を確認する役割もあります。
結婚式の招待状は、会費制の結婚式でも用意する新郎新婦がほとんどです。
その理由はさまざまですが、「紙の招待状のほうがきちんと感がある」「案内状という役割を考えたらゲストの手元にあったほうがいい」など、会費制といえど “結婚式らしさ” を大事にしたいという思いから、招待状を用意するカップルが多いようです。
会費制結婚式の招待状の文面は、基本的にはご祝儀制の結婚式の招待状と同様で問題ないですが、会費の金額と “ご祝儀を辞退する” という旨は忘れずに記載するようにしましょう。
次に「席次表」とは、披露宴会場でゲストが座る席の位置を記載したペーパーアイテムのことです。
会費制の結婚式で席次表を用意するべきかどうかは、結婚式のスタイルによって異なります。
着席コース料理の会費制結婚式の場合は、ゲストに座る席を案内する必要があるため、席次表と席札を用意するようにしましょう。
ビュッフェスタイルの立食パーティの場合は、ゲストが自由に席を移動することができるため、基本的には席次表と席札を用意する必要はありません。
3.会費制結婚式の場合、受付って必要?
出典:MAISON ROSE
「受付」とは、結婚式当日はいそがしい新郎新婦に代わって、両家の代表の立場でゲストを出迎え案内をするお仕事です。
具体的にはゲストからご祝儀を受け取ったり、記帳を促したり、席次表を渡したりします。
会費制結婚式の場合でも、大勢のゲストを招待して行う結婚式では受付を設けたほうがよいでしょう。
受付を設けなくてもよいと考えられるのは、参列者が新郎新婦の家族のみといったケースです。本来、結婚式の受付は、家族や親族の立場でゲストを迎えるため、家族のみの場合は、受付がなくても支障がないといえるでしょう。
出典:ベネ(BENE)
なお、ご祝儀制の結婚式ではご祝儀はご祝儀袋に入れて受付に渡しますが、会費制の結婚式は現金を手渡しします。
そのため、会費制結婚式の受付係は、会費金額の確認やおつりの管理をすることもあり、ご祝儀制の受付係と比較するとやや負担が大きいと言えるでしょう。そういったことから、会費制の結婚式の場合の受付係は、もし可能であれば兄弟姉妹かいとこなどに頼むのがおすすめです。
4.会費制結婚式の場合、挙式や披露宴の演出はどうする?
会費制結婚式の場合も、挙式や披露宴の中で行う演出はご祝儀制とさほど違いはなく、自由に行うことができます。
ただ、通常披露宴の途中で行う「お色直し」に関しては、比較的カットされる傾向にあるようです。
主な理由として、会費制の結婚式で新郎新婦の身の回りのお手伝いをしてくれる “アテンド” が付かない場合は、着替えを新婦1人でしなければならないため、長さやボリュームのあるウエディングドレスはチェンジすることが難しいということがあげられます。
また、会場や控室の大きさによっては、そもそもボリュームのあるウエディングドレスは着替えられないという場合も。
ただ、だからといってお色直しを諦める必要はありません!
例えばあらかじめ友人にアテンドを頼んでおく、新郎に着替えを手伝ってもらう、自分1人でドレスを着れるように練習しておくなど、会費制結婚式でもお色直しを実現する方法はたくさんあります。
また、着替えるスペースがない場合であっても、1着でイメージチェンジをすることが可能な2wayのウエディングドレスを選ぶなどの工夫をすることで、お色直しを実現することができますよ◎
5.まとめ| 会費制結婚式でふたりの理想のウエディングを叶えよう!
今回は、会費制結婚式の注意点とよくある疑問についてご説明いたしました。
ご祝儀制の結婚式と比べるとまだまだ少数派の会費制結婚式ですが、ゲストの金銭的な負担を軽くできる、やりくり次第でふたりの自己負担額もおさえることができるなど、メリットはたくさんあります。
今回ご説明させていただいた会費制ウエディングの注意点をしっかりおさえて、ぜひふたりの理想の結婚式を実現させてくださいね◎
また、会費制にするかご祝儀制にするか、結婚式のスタイルに悩んでしまった場合には、結婚式場を決める前にプロに相談するのがおすすめ。
希望する自己負担額で、ゲストに満足してもらえる結婚式を叶えたいとお考えの方は、予算も含めて元プランナーにしっかり相談ができるトキハナをぜひご利用ください!
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