上品で目を引く「ニュアンスブルー」のウエディングドレスは、花嫁の個性を引き立てる一着。
爽やかさと深みを兼ね備えた色合いは、エレガントからモードまで多彩な雰囲気を纏えるのが魅力です。
今回は「ニュアンスブルー」のドレスをおしゃれに着こなすアイデアをドレススタイリストが徹底解説!
プロならではの視点で、似合う“骨格タイプ”や“パーソナルカラー”、会場までご紹介します。
色選びに悩む方も、自分らしいスタイルを探している方も、ぜひ参考にしてみてください!
(文:立澤なつき)
目次 open
1.ニュアンスブルーのウエディングドレスの魅力
上品で洗練された印象を与えるウエディングドレスカラーといえば、「ニュアンスブルー」。
繊細な色彩のグラデーションや絶妙なトーンバランスで、特別感を演出するのが「ニュアンスブルー」のウエディングドレスです。
淡いペールブルーから深みのあるダスティブルーまで、多彩なトーンに柔らかさと透明感を兼ね備えた色合いが特徴的。
軽やかなチュールやエアリーなシフォンで仕立てたらフェミニンに、サテンやミカドであればクラシカルな重厚感を演出できます。
アクセサリーやヘアスタイルでも、エレガントなイメージからナチュラルコーディネート、モードなスタイルまで自在にアレンジ可能。
また、ニュアンスブルーは結婚式のテーマや会場を選ばない万能さも魅力のひとつ。
ビーチやガーデンの開放的な雰囲気にも、教会やホテルの格式ある空間にも自然と溶け込みます。
空や海を感じさせるニュアンスブルーのドレスは、花嫁の透明感を引き立てるだけでなく、ゲストにも深い印象を残す一着です。
2.スモーキーブルーのフリルディテール×エンパイアラインドレス
ドレスの特徴
柔らかなソフトチュールを幾重にも重ね、絶妙なバランスで組み合わせたスモーキーブルーのエンパイアラインドレス。
グリーンとブルーを混ぜて作られたニュアンスカラーが洗練された印象を与えてくれます。
ボリュームたっぷりのスカートはソフトチュールに60倍ものギャザーを寄せ、16枚のパターンから仕立てられたデザイン。
切り替えから裾に向かってふわりと広がり、ソフトチュールの間からシルクオーガンジーとレースが覗く360度表情を変える見事な1着です。
身頃はしなやかな曲線を描くハートカップのビスチェで、バランスよく組み合わせたレースの上に繊細なビーディングが施されたデザインが魅力。
デコルテを美しく見せ、繊細な輝きが顔周りを華やかに仕上げます。
ソフトチュールにレースやフリル、ビーディングとディテールが詰まったデザインは、モードさと程よい甘さがセンスの良さを感じずにはいられないバランスが抜群のドレスです。
おすすめの着こなしアイデア
柔らかな色味と立体的なデザインのドレスは、「ロマンティック・ヴィンテージ」なスタイルがぴったり!
■ヘアスタイル
ドレスの柔らかなスモーキーブルーと、立体感のあるディテールを強調する“ルーズなアップスタイル”や“ゆるハーフアップ”が好相性。
緩やかなカールや後れ毛を出すことで、フェミニンな要素とヴィンテージ感を自然に演出してくれます。
■アクセサリー
ヴィンテージドレスのようなムードに合わせて、“パール”や“アンティークゴールド”のアクセサリがベストマッチ。
パールはドレスのやわからなトーンにすっと馴染み、上品さをプラスします。
リーフやフラワーモチーフのアンティークゴールドのアイテムを合わせるのもより雰囲気を演出します。
■ブーケ
ドレスの淡い色味と優雅なムードに合わせ、グリーンやブルー系の控えめなペールトーン、アッシュカラーでまとめた“クラッチブーケ”。
コンパクトすぎず、ふんわりとしたボリューム感のあるサイズがドレス全体のシルエットとバランスよく、品よくまとめてくれます。
おすすめの花材は、「ホワイトローズ」「ユーカリ」「ラベンダー」
【このドレスが似合うのは】
◆骨格タイプ:骨格ウェーブ、骨格ナチュラル
◆パーソナルカラー:イエベ春、イエベ秋
◆季節:春、夏
◆会場:アンティークな洋館、クラシックな小規模チャペル
ドレスショップ:Cli’O mariage(クリオマリアージュ)
3.[KIYOKO HATA]グレイッシュブルーのグリッタチュール×ホースヘアフリルドレス
ドレスの特徴
ホースヘアで仕立てた躍動感のあるオーバースカートにグリッターチュールやビーディングで光を纏ったグレイッシュブルードレス。
水色にグレーを足したようなグレイッシュブルーは、透明感と儚げな印象を与えるカラー。
ビスチェとオーバースカートにはクリアやシルバーのビジューでデザインしたフラワー柄のビーディングを、スカートにはシルバーのグリッターが散りばめられています。
グレイッシュブルーにシルバーの煌めくアクセントは、ロマンチックなムードに洗練さをプラス。
ホースヘアでデザインしたオーバースカートは、うねりのように表現したラッフルデザインが特徴です。
フロントはペプラムのようにコンパクトにデザインし、後ろのトレーンへ繋がるようにボリュームが広がります。
ボリュームシルエットにふわりと広がるオーバースカートとスウィートな要素が詰まっていますが、シックなグレイッシュブルーの色彩が大人っぽく見せるポイントです。
おすすめの着こなしアイデア
グレイッシュブルーの都会的なメタリックカラーと繊細な装飾を活かし、「モダン・ラグジュアリー」な着こなしがぴったり。
■ヘアスタイル
大人っぽい印象のグレイッシュブルーの色味を引き立ててくれるのが、すっきりとしたまとめ髪の“タイトローシニヨン”や“オールバックポニーテール”です。
高級感とモダンな雰囲気をさらにアップさせ、ボリューム感のあるドレスのシルエットとも相性抜群です。
■アクセサリー
ドレスのキーディテールと合わせた“シルバー”や”クリスタル”を使用したアイテムをチョイスするのが正解。
繊細なビーディングやグリッターの輝きを引き立て、着こなし全体のバランスも見事にまとめてくれます。
ビスチェのディテールを活かすためにノーネックレス、ミニマルなブレスレットを添えるのが上級者なスタイリングです。
出典:tinotino
■ブーケ
ドレス全体のカラーと合わせて、シルバーやグレー、ホワイトを基調にしたブーケが、モダンで洗練された雰囲気を作ります。
冬ならシルバーリーフ、夏ならシルバーのかすみ草など、季節感のある花に加工を施した花材を選択するのも◎。
おすすめの花材は、「シルバーリーフ」「ホワイトローズ」「トルコキキョウ」
【このドレスが似合うのは】
◆骨格タイプ:骨格ストレート、骨格ウェーブ
◆パーソナルカラー:ブルベ冬、ブルベ夏
◆季節:冬、夏
◆会場:ラグジュアリーホテルのナイトウエディング、クラシックホテルのボールルーム
ドレスショップ:PRINCESS GARDEN YOKOHAMA(プリンセスガーデンヨコハマ)
4. [OUMA]アイスブルーのティアード×2WAYショルダードレス
出典:ivy dress
ドレスの特徴
唯一無二な独創的なデザインが特徴のカナダ発ブランド「OUMA(オウマー)」のアイスブルー色のティアードドレス。
透明感のあるアイスブルーのチュール生地を何層にも重ね、ストレートラインに仕上げたティアードスカートがドラマティックな1着。
プリンセスラインやAラインなどボリュームシルエットのドレスに多いティアードドレスですが、あえてスレンダーなシルエットに落とし込むことでモダンな着こなしに。
出典:ivy dress
ティアードスカートは伸縮性があり、バックスリットも仕込んでいるので足捌きもよく、ノーストレスな着心地も嬉しいポイント。
ギャザーをたっぷり寄せたストラップは、2WAYで着こなせるデザインです。
肩から落としたらオフショルダーで大人っぽく、肩にかけるとノースリーブのように可愛らしいスタイルと表情の違いを楽しめます。
大胆なチュールのあしらいが魅力的なデザインは、フェミニンにもモードにも着こなせるドレスです。
おすすめの着こなしアイデア
軽やかなティアードデザインと淡いブルーを活かした「ピュアナチュラル」なスタイリングが清楚と優雅さを融合した穏やかな印象に。
■ヘアスタイル
自然で控えめながら、軽やかさを演出してくれる“ルーズなハーフアップ”や“ゆるカールのローポニーテール”がイメージにぴったりです。
肩からずるりと落としたオフショルダーのデザインに、ラフなカールヘアがバランスの良いスタイリングに。
■アクセサリー
ソフトチュールの繊細な素材と合わせて、アクセサリーも華奢なデザインや繊細なモチーフを合わせるのがポイント。
小ぶりな“パールイヤリング・ピアス”やリーフモチーフの“ワイヤーデザイン”など、繊細なアクセサリーはドレスのデザインを邪魔せず、ナチュラルかつ上品にまとまります。
■ブーケ
アイスブルーの優しいトーンにマッチする、淡いパステルカラーのクラッチブーケが好相性。
ブーケのサイズ感も大きすぎない小〜中サイズ、花材も小ぶりで主張しすぎず、束ねることで華やかに見えるものを選ぶのがポイントです。
おすすめの花材は、「スイートピー」「ブルースター」「スズラン」
【このドレスが似合うのは】
◆骨格タイプ:骨格ナチュラル、骨格ウェーブ
◆パーソナルカラー:ブルベ夏、イエベ春
◆季節:春、夏
◆会場:ガーデンウエディング、ガラス張りのゲストハウス
ドレスショップ:ivy dress(アイビードレス)
5.まとめ|ニュアンスブルーのドレスをオシャレに自分らしく着こなしましょう!
繊細な色彩のグラデーションや絶妙なトーンバランスが魅力の“ニュアンスブルー”のウエディングドレス”をオシャレに着こなすアイデア3選をお届けしました。
ニュアンスブルーのドレスは、淡いペールブルーから深みのあるダスティブルーまで、多彩なトーンに柔らかさと透明感を兼ね備えた色合いが特徴。
シルエットや素材、ディテールなど「ドレスのデザイン」、そして自分の「なりたいイメージやテーマ」との組み合わせでオシャレな着こなしのポイントが決まります。
色選びに悩む方や自分らしいスタイルを探している方は、ぜひ今回の解説を参考に、特別な一日にふさわしいスタイルを見つけてみてください!
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