結婚式の“今”を伝える「トキハナ オンラインフェス」。
第6回目は、恋愛と結婚の違いを語るナイト!〜結婚式を100倍楽しめる方法〜を2021年4月28日にYouTubeで開催しました。
今回の記事では、株式会社サムシングフォー代表の岸本裕子さんと、株式会社すきだよCEO・「ふたりの教室」代表あつたゆかさんが登場したフェスの様子をレポートします。
(文:侑里子)
目次
1.出演者紹介
レポート記事2つめの出演者は、株式会社サムシングフォー代表の岸本裕子さんと、レポート記事1つめでもゲストMCを務めていただいた、株式会社すきだよCEOであり、「ふたりの教室」代表のあつたゆかさんです。
出典: サムシングフォー「夫婦の理念」
株式会社サムシングフォーは、岡山を中心に劇場運営や結婚式、レストランなどを手がけているプロデュース会社。結婚式においては、二人だけの『夫婦の理念』を作っています。
株式会社すきだよは、家族・パートナーシップに関する社会課題を解決し、ふたりらしい生き方を支援するパートナーシップカンパニー。
『ふたりの教室』は、株式会社すきだよの事業の一つである会員制のオンラインコミュニティで、パートナーとの対等な話し合いを大切にし、長期的な関係を築きたい人のためにパートナーシップを学ぶ場を提供しています。
2.夫婦は社会の最小単位。『夫婦の理念』というサービスについて
2-1.サムシングフォーが作る『夫婦の理念』とは?
『夫婦の理念』は、サムシングフォーが4年前に始めた活動です。夫婦として幸せに生きていくために、夫婦としてのあり方やお二人らしさについて深く話す機会を作り、2人だけの『夫婦の理念』を1組1組作っています。
幸せの指針があることで、結婚式もこれからの生活も、より二人らしい幸せを実現できると考え、スタートしました。
2-2.「これからの二人の人生が大切」と思った岸本さんの体験
結婚式事業を始めて約20年の岸本さん。結婚式を終えられた夫婦に「〇〇周年おめでとうございます」とハガキを出すと、「ありがとうございます」と返事をくれる方もいれば「もう離婚したので送らないでください」と言われることもありました。「結婚式自体はとても素晴らしかったのに、お二人の間に何が起きてしまったのだろう…?」と疑問に思っていたそう。
これまで数多くの結婚式を見守ってきて、結婚式当日ももちろん大事ですが、それよりもこれからの二人の人生がより大切だと、岸本さんは実感しています。
結婚式が終わり、二人が荷物を持って帰っていく姿をみていると、「ここからが二人の人生だな」と思うのだそうです。
2-3.『夫婦の理念』は「会社の理念」と似ている!?
『夫婦の理念』を作ろうと思ったきっかけは、6年前に作った会社の理念。
会社の理念を作る際、過去の沿革や、「なぜこの仕事をしているのか」と自分たちのあり方を振り返り、自分自身の人生についても色々なことを考えたのだとか。
その時「夫婦にも同じように理念があったら良いんじゃないか?」と思ったのが、『夫婦の理念』を作ったきっかけです。
夫婦とは社会の最小単位であり、家族を作っていくことで、そこにある幸せが広がっていきます。より良い社会を作っていくきっかけを、岸本さんが関わるお客さまから作っていきたいと考え、『夫婦の理念』をスタートさせました。
あつたさんもこの考え方に強く共感。理念がない会社はどこに向かっているかわかりにくく、組織として上手くいかないように、夫婦も同じだと考えています。「夫婦の理念を言語化する事業、本当に素晴らしいです!」と感動していました。
2-4.実際どうやって『夫婦の理念』を作るの?
まず夫婦の間に入って、3時間くらい話をします。内容は、生い立ちや二人にとって大切にしていきたいこと、今話しておきたいことなどです。
例えば、「身近な人で理想だと思う夫婦はどんな夫婦ですか」と聞くと、今まで二人で話してきているようで、実は話せていないことがわかったり、多くの発見や気づきが出てきたりします。
理念を言語化することは3時間の中では難しいので、方向性だけをお二人と決め、岸本さんがまとめるような形で進めていきます。言語化された理念から結婚式に紐付けさせ、どんな結婚式にするかアイディアを出していく流れです。
言語化された理念は、シートに印刷してアウトプットします。お二人がどんな価値観や理想を持ち、何を大切にしていきたいのかなど、ヒアリングした内容をプレゼンテーションのような形でお二人に提示。
結婚式当日は『夫婦の理念』のシートをフレームに入れて、ウェルカムボードの隣に飾ったり、誓いの言葉に反映させたり、コンテンツに落とし込んだりします。
「これがしたいからやる」「新しいからやる」「友達がしていないことをする」とかではなく、「私たちだからやる」というものを一緒に考えて作っているという感じです。
3.例えば、「恵る」という理念を立てた夫婦
「恵る(めぐる)」という『夫婦の理念』を作った二人は、ヒアリングしていく中で、人生が全てに恵まれていたということに気づきました。
というのも受験や就職、お二人の出会いのような人生のターニングポイントでは、あまり気張らず、ものすごく努力するわけでもなく、強く欲せずとも、周りの人たちに感謝をしていたら自然と恵まれてきたのだそう。
また何年か前に倉敷市で大きな水害が起きたとき、小学校の先生をしていた新婦さんは、大変だったけれど自分がいたところに意味があると感じたそうです。
今まで、自分たちで全部を用意して生きてきたというよりも、あらゆることに恵まれてきたと感じている二人は、「これからの人生もちゃんと幸せは巡ってくるね」と話していました。
こうして“巡り巡ったとしても、恵まれている”という意味で「恵る(めぐる)」が『夫婦の理念』に。
実際にお二人がこのことを意識して生きていたかというとそうではなく、話を進める中で「実は私たちの人生はこうだったよね…!」と気づいていったのだそうです。
結婚式当日は、この『夫婦の理念』を飾ったり、“巡る”という言葉からスゴロクをしました。サイコロを転がして出た目の数だけ進むのですが、止まった目によっては戻ることも。戻ったとしても、「戻ったところに意味がある」ということで、スゴロクのように恵まれた人生を生きてきたいというお二人の『夫婦の理念』を結婚式に反映させました。
4.意見が違うことは悪じゃない。『夫婦の理念』がもたらすメリットとは?
幸せいっぱいの結婚式後、仲の良いまま結婚生活を送る夫婦はもちろん、別々の道を歩むことになってしまった夫婦も見てきた岸本さん。
『夫婦の理念』を作るようになってから、幸せが続いている夫婦が増えてきた実感はあるのかを聞いてみました。
4-1.『夫婦の理念』を作ったことで起きた変化
「『夫婦の理念』を作ったことで、夫婦喧嘩も肯定的に捉えられるようになったという話を聞くようになりました。
数値として出せているわけではありませんが、後日お会いする機会があった時に、『夫婦喧嘩もコミュニケーションの一つに思えるようになった』『喧嘩をしても昔ほどシリアスにならなくなった』というように、意見が対立することは悪いことではないと認識してくださっている人が増えた気がします。『そうやって、夫婦は家族を作っているんだ』と、落とし込みができているのではないでしょうか」(岸本さん)
4-2.「意見の違いは当たり前」というあつたさんの考え
あつたさんも、意見の違いを悪と捉えないことがパートナシップの観点でも大事だと考えています。
「価値観が同じ人はいないので、意見が違うのは当たり前。意見が違うことが悪とすると、何も言えなくなってしまい関係性がどんどん悪くなってしまいます。対話を通じて、意見が違ってもいいことに気づくことがすごく大切で、とても意義があることだと思います。」とおっしゃっていました。
5.まとめ|結婚式を安心安全に楽しめるトキハナの3つのサービス
夫婦としての人生を幸せに生きるために作る『夫婦の理念』について、株式会社サムシングフォーの岸本裕子さんと、株式会社すきだよのあつたゆかさんにお話を伺いました。
結婚式自体ももちろん大切ですが、その先にあるお二人の人生が幸せになるように、夫婦のあり方や二人らしさについて話し合い、『夫婦の理念』として言語化することが大切だとわかりました。
筆者自身も、結婚式を機会に『夫婦の理念』のような、これからの人生で二人が大切にしたい「コンセプト」や「家訓」を決めました。
家訓は、「感謝と尊敬の気持ちを伝え合う」「1日3食、食事の時間を楽しむ」「なんとかなるから笑っていよう」の3つです。結婚式をしてもうすぐ2年ですが、喧嘩をしてもこの3つの家訓やコンセプトに立ち返ることで、より仲の良い関係を築けていると思います。
また1つめのレポート記事であつたさんが話してくださったように、結婚式の他にもたくさんのライフイベントがあります。話し合うべき場面が増えれば増えるほど、意見が対立することも多くなるかもしれません。そんな時に、『夫婦の理念』に立ち戻ったり、「意見が違っても良いんだ」と思えたりすることが、仲の良い結婚生活を続けるための助けになるのではないでしょうか。
とはいえ「一緒に『夫婦の理念』を考えてくれるような式場はどこ?」「理念の前に式場選びはどうしたらいいの?」と、心配な人もいますよね。そこで最後に、結婚式相談所「トキハナ」の、安心安全な3つのサービスについてご紹介します!
5-1.元ウェディングプランナー厳選の結婚式場をピックアップ
トキハナのスタッフは、元ウェディングプランナーばかり。現実をわかった上で、新郎新婦さんが喜んでくれる結婚式場を厳選して紹介しています。会場のスペックだけではなく、運営会社の価値観や考え方、お二人を尊重して向き合ってくれるかどうかなどをチェックしているんです。
「大きさがこのくらいで雰囲気はこれで、チャペルがこんなに素敵!」という式場のスペックも大事ですが、運営方針やどんなスタッフさん達なのかなどを非常に重視しています。
5-2.トキハナなら最初から費用がわかって安心!
トキハナでは、お二人の理想の結婚式にかかる費用を最初から提示しています。
みなさんがよく見る雑誌やネットに載っている結婚式費用は、広告用のリーズナブルな金額である場合があります。そのため、初期見積もりではリーズナブルだったのに、打ち合わせを重ねていくとどんどん費用が上がっていってしまうことがあるんです。
しかしトキハナでは、お二人の理想をヒアリングし、「お二人の希望する内容ならこのオプションが必要なので、最終的にこのくらいになります」と最初から現実的にお話ししています。
5-3.持ち込み自由な結婚式場も紹介!
トキハナは、持ち込みが自由な式場が多いです。日本の多くの結婚式場は、提携しているドレスショップやカメラマンにのみ対応していて、提携していないショップからの持ち込みがNGだったり、持ち込み料金がかかったりします。
「持ち込みに関して制限あるのが嫌だなあ…」という人には特に喜んでもらえるサービスです。
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