クラシックホテルの代名詞とも言える横浜の「ホテルニューグランド」。
ホテルニューグランドがそう言われるのには、まもなく開業100周年を迎える数々の歴史にあります。
歴史的建造物にも認定される圧倒的な空間、映画やドラマの名シーンにも登場するアンティーク家具の数々も、歴史を知れば魅力が増すこと間違いなし…!
横浜の有名クラシックホテル「ホテルニューグランド」の歴史を紐解き、SNSでも話題のスポットや名物料理をご紹介していきます。(取材:トキハナ 神田裕子/文:立澤なつき)
目次
1.まもなく開業100周年の老舗「ホテルニューグランド」その始まりとは
横浜のシンボルとも称される「ホテルニューグランド」は、元々外国人向けの高級ホテル「グランドホテル」として多くの海外渡航者を迎えていました。
大正12年9月1日の関東大震災で横浜は瓦礫の街となり、グランドホテルも倒壊してしまいました。
横浜市民をはじめ、当時の政財界を巻き込み官民一体となって新ホテルの建設が進み、昭和2年12月1日に山下公園を正面に「ホテルニューグランド」が誕生しました。
これがまもなく100周年を迎える横浜の復興シンボル「ホテルニューグランド」の歴史の始まりです。
出典:ホテルニューグランド
ホテルニューグランド開業後、国内外のVIPをもてなし高い評価を得たのは”最新式設備とフレンチ・スタイルの料理” というキャッチフレーズでした。
本格フランス料理はもちろん、当時では珍しかったコース以外のアラカルトや自由なドレスコードなど、お客様主体のサービスが人気を博しました。
その後、第二次世界大戦が始まり横浜一帯も焼け野原となりましたが、ホテルニューグランドは奇跡的に戦火を逃れ、GHQ最高司令官の宿舎に。
奇跡のホテルニューグランドは、敗戦後の米軍進駐軍の滞留地となり、マッカーサー元帥も滞在しました。
数々の困難を乗り越え歴史を重ねたホテルニューグランドは、1992年に横浜市認定歴史的建造物に、2007年には経済産業省「近代化産業遺産」に認定されています。
横浜といえばホテルニューグランドと言われるほど、歴史を語れる魅力が詰まった憧れのクラシックホテルとして今も愛され続けています。
出典:ホテルニューグランド
2.歴史が色濃く残る“空間”と“インテリア”
ホテルニューグランドの最大の魅力が、歴史を感じる“空間”と当時の高級調度品が現存する“インテリア”です。
歴史的建造物にも認定されているイタリアのルネッサンス様式のホテルニューグランドは、銀座の「和光」などを設計した渡辺仁によるもので、クラシックホテルの代表例にあげられることも多いです。
当時は外国のお客様がほとんどだったので、東洋と西洋のアールデコのエッセンスを散りばめたデザインが随所に残ります。
現在も1927年の開業時と変わらずに佇むホテルニューグランドは、写真映えのするスポットがたくさんあります。
「日本の道100選」にも選ばれているメインストリートは、ちょうどイチョウが色づく季節には窓一面に風情あふれる景色が広がる抜群のロケーション。
館内撮影でも人気のスポットで、まるで映画の世界に入り込んだようなロマンティックなムードです!
館内に足を踏み入れると、はじめに目に入るのがホテルニューグランドのシンボル的存在の「本館の大階段」。
ニューグランドブルーと呼ばれる青色絨毯が敷かれた大階段は、ウエディングドレスの後ろ姿がとても映える空間です。
花嫁憧れのスポットとしても話題で、SNSで大階段を見て来館する新郎新婦が多いのも納得の圧倒感です!
本館2階の「ザ・ロビー」はドラマや映画でもよく使用されるクラシックな空間。
高い天井に歴史を感じる調度品、大きな窓と日本にいることを忘れてしまうような、非日常な空間が広がります。
このザ・ロビー、実はかの有名な「名品」が置かれているんです…!
太いマホガニーの柱を背に数脚置かれている大きな椅子なのですが、実は肘掛けに“天使の顔”が彫られた「キングスチェア」と呼ばれるアンティーク品です。
高級家具の横浜家具で仕立てられたキングスチェアは、当時はこれだけで外車一台買えると言われていたほど。
キングスチェアは、天使の顔をやさしく撫でると幸運が訪れるとも言われています。
開業当時にメインダイニングとして利用されていた「フェニックスルーム」は、日光東照宮と同じ安土桃山建築様式を取り入れた設計に。
日本古来の神殿と西洋のデザインがミックスされたエキゾチックな空間は、建築好きの方にも喜ばれること間違いなし!
他の場所とは違う空気が流れているような、そんな神秘的な唯一無二の空間です。
「レインボーボールルーム」は、当時の横浜の大人たちが集う社交の場とされていた舞踏室です。扉を開くと、天井には職人の最高傑作と称される豪華な漆喰がほどこされています。
照明に照らされる漆喰は、職人技を感じさせられる繊細ながら圧倒的な雰囲気を放ちます。
舞踏会のために作られた会場は、煌びやかで優雅な当時の世界観をそのままに感じられる圧巻の会場です。
3.ホテルニューグランドが発祥!伝統料理の数々
実は、私たちが普段当たり前に食している料理に“ホテルニューグランド発祥”の伝統料理があるんです。
■シーフードドリア
初代総料理長のサリー・ワイル氏が考案した料理が「シーフードドリア」。
滞在していた外国人客が体調を崩し、即興で創作した一皿がのちのシーフードドリアとなり、ホテルニューグランドから日本中に広まりました。
好評となったこのシーフドドリアはホテルニューグランドの名物料理になりました。
ワイルの伝統を受け継いだ体に優しいオリジナル・ドリアは、今でも披露宴のコース料理で提供しています。
■スパゲッティ ナポリタン
2代目総料理長の入江茂忠氏が、アメリカ兵たちがパスタにケチャップを混ぜて食べていたのを見て考案した料理「スパゲッティ ナポリタン」。
当時、彼らが食していたのは茹でたパスタに塩・胡椒・ケチャップを和えるだけと簡単なものでしたが、入江はホテルで提供するに相応しいスパゲティ料理を作ろうと改良を重ねてスパゲッティ ナポリタンが完成しました。
■プリン・ア・ラ・モード
外国人客に喜んでもらうデザートを当時のパティシエが考案した「プリン・ア・ラ・モード」。
出典:ホテルニューグランド
当時のホテルニューグランドは、アメリカ人将校とその夫人たちが宿泊していてまるで外国のような場所となっていました。
その人たちが楽しめるように外国のデザートに引けを取らず、見た目にも華やかで満足できるボリュームのある一品として誕生しました。
プリンにアイスクリームやフルーツを添えるボリュームが特徴ですが、この量を従来のデザート皿にのせるのは難しく、コルトンディッシュという特殊な器に盛りつけて提供されました。
この洗練されたスタイルからプリン・ア・ラ・モードと呼ばれるようになり、現在でもホテル内のザ・カフェで、その器が使用されています。
4.まとめ|クラシックホテルの代名詞「ホテルニューグランド」には歴史あり!
まもなく開業100周年を迎える横浜を代表するクラシックホテル「ホテルニューグランド」の歴史と今も残る当時の名物をご紹介しました。
震災からの再建築、戦争での奇跡的な現存と数々の困難を乗り越えたホテルニューグランドは、当時の姿そのままの空間やインテリアが多く残っています。
歴史的建造物にも認定されているアンティークな設計や高級家具のインテリアなど、SNSでも話題の写真映えスポットがたくさんあります。
戦争、GHQとともにしたホテルニューグランドだから生まれた伝統料理も生み出され、今でも名物料理としてたくさんの人に愛されています。
憧れのあの場所、あの料理でゲストをもてなしたいと思うプレ花嫁も多いですよね!
ホテルニューグランドでは、ブライダルフェアや会場見学会を定期的に開催していますので、ぜひ一度足を運んでみてくださいね!
出典:ホテルニューグランド
アクセス:元町・中華街駅/みなとみらい線元町・中華街駅1番山下公園出口より徒歩1分、JR根岸線石川町駅より徒歩13分
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