「縁起の良し悪しは気にしない」という人が増えてきましたが、入籍や結婚式など人生のビッグイベントは「縁起の悪い日を避けよう」という人も少なくないのではないでしょうか?
そこで今回は元プランナーが運営する結婚式のパーソナルサポート「トキハナ」が、結婚イベントに不向きとされる”ネガティブ日”の由来や意味、対策をご紹介。縁起が気になる人は、大事な日の日取りに役立ててくださいね。
(構成:トキハナ編集部/文:まゆ)
目次
1.結婚イベントの”ネガティブ日”とは?
昔と比べて気にする人が少なくなった「お日柄」。大事なイベントの日を決める上で「縁起のよさが最重要」と考える傾向はほとんどなくなってきています。
ただ、結婚や新居の購入など人生の一大イベントだけは「できれば縁起のいい日に」「縁起のよくない日は避けたい」と考える人も少なくないのでは?
本記事ではそんなお二人に役立つ情報をお届けします。まずは、結婚に良いとされる暦の上での代表的な”ポジティブ日”を見ていきましょう。
先勝(せんしょう/せんかち/さきかち)、友引、先負(せんまけ/さきまけ/せんぷ/せんぶ)、仏滅、大安、赤口(せきぐち/しゃっこう/しゃっく)の6つで吉凶を表す。
ポジティブ日は「大安」と「友引」。
ポジティブ日は以下の5つ。
・天赦日(てんしゃび/てんしゃにち)
・神吉日(かみよしび/かみよしにち)
・大明日(だいみょうにち)
・天恩日(てんおんにち)
・母倉日(ぼそうにち)
ポジティブ日は以下2つ。
・一粒万倍日(いちゅりゅうまんばいび)
・天一天上(てんいちてんじょう)
これらの”ポジティブ日”がある一方で、結婚関連のイベントは避けた方が良いとされる”ネガティブ日”も。代表的な”ネガティブ日”について詳しくご紹介します。
仏滅:実はそんなに悪くない?物の購入や新設は避けるべき
六輝(六曜)の1つで凶日として知られる「仏滅」。もともと「虚亡」または「空亡」と表記されており、「すベてが虚しい」という解釈が変化して「物滅」に、転じて現在の「仏滅」となりました。
「仏滅」と聞くと結婚式は避けるべきと思われがちですが、「物事が一旦滅び、新たに始まる日」なので、新しい人生をスタートする結婚式や入籍には向いているという考えも。
ただ、「物事が消滅する日」なので、物質的な物の購入や家を建てるなどの行為はNGと言われています。
赤口:11〜13時以外は大凶の日
「物が滅する日」とされる「仏滅」に対し、「赤口」は「全てが消滅する日」と言われ、実は「仏滅よりも不吉」とされる大凶日。
「赤」の字が火や血を連想させることから、お祝いごとはもちろん「火や刃物を使うことには注意」「血の気が多い人とは会うのを避けるべき」と言われています。
ただ、「鬼が休む時間」と言われる11〜13時頃(午の刻)は吉なので、この時間を狙って入籍をする人も多いようです。
不成就日:何事も成就しない大凶日
選日の1種である「不成就日」は会津暦という地方暦がルーツと言われていますが、はっきりとした起源はわかっていません。ですが現代まで根強く残りカレンダー上にも記載があるため、無視できないと考える人が多いようです。
「何をしても報われない日」とされ、お祝いごとや契約などは避けるべきと言われています。
さらに「どんな吉日と重なっても運を打ち消してしまう」との説が多数派なので、気になる人は結婚や転居、大きな買い物をはじめ、結婚関係のイベントは避けた方が無難かもしれません。
巳の日:結婚関連には不向きだが金運は◎
「巳(み)の日」は十二支の「巳」に当たる日で12日に1度巡ってきます。巳=蛇は古来日本では七福神の女神「弁財天」の使いという言い伝えがあり、弁財天は芸事、金運、財運をつかさどる神様であることから「巳の日は金運が上がる」と言われるようになりました。
そのため、夫婦の口座開設や投資、財布の新調をすると良いと言われています。
「巳の日」に十干の「己(つちのと)」が重なる「己巳(つちのとみ)の日」は最高の金運開運日。60日に1度しか巡らない貴重な日なので、大きな買い物の日取りにオススメですよ。
避けるべきことは、入籍や結婚式。
弁財天は女性の神様なので、結婚関係の行事をすると嫉妬され運気を下げると言われているからです。また、お金の貸し借りはNGとされているのでご注意を。
寅の日:金運と旅行運は吉だが結婚式や入籍は避けたい
古代中国では金色の毛皮を持つ虎は「金運の象徴」と考えられていたため、「寅の日」は金運に恵まれる日と言われるようになりました。投資、大きな買い物にはオススメと言えます。
また、虎は「千里を行って千里戻る」ことから「出て行ったものが無事すぐに戻る日」とも言われ、ハネムーンの出発や引越しにも大吉。
ただし「出戻り」を連想させることから結婚や入籍、プロポーズは避けるべきとされています。
鬼宿日:何事もうまくいくが結婚関連のイベントは凶の日
「鬼宿日(きしゅくび)」は古代中国の天文学・占星術がルーツで、江戸時代の日本で流行し吉日として広まりました。文字通り「鬼が宿にこもる日」ということで「安全に行動できる吉日」と言われています。
引っ越しやハネムーンの出発日など、安全を望みたいあらゆるイベントにオススメですが、結婚式や入籍など婚姻関係の行動だけは「家の中に入る嫁が鬼と鉢合わせする」という解釈からNGとされています。
先負と先勝のネガティブ要素は「時間帯」だけ!
「先負」「先勝」はともに、武将が開戦日の吉凶を占うために使っていたと言われています。六輝(六曜)の中でも吉凶が強くないニュートラルな日ですが、唯一気を付けたいのが時間帯。
「先ずればすなわち負ける」という意味がある「先負」は、午前中(午後2時まで)は凶で午後(午後2時〜午後6時)は運気が上がるとされ、急ぎ焦って行動することはNGと言われます。
反対に「先勝」は「先ずればすなわち勝つ」。先回りの行動が吉とされ、午前中が吉、午後からが凶と言われています。結婚式は式のスタートが午前中なら終了時間は午後でも問題ないとされているため、朝一番の枠を狙うのがオススメです。
2.”ポジティブ”と”ネガティブ”が重なる日はどうする?
ここまで見てきて、「大安」だけど「不成就日」のような「開運日とネガティブな日が重なる場合はどう考えるべき?」と思った人もいるのではないでしょうか。
これについては「ネガティブ度がさらに強まる」説と「ネガティブが打ち消されてプラスマイナスゼロになる」説の両方が存在します。
個々の吉日によってポジティブ・ネガティブの度合いも違い、「天赦日」のようにネガティブ要素を打ち消すくらい強いポジティブ日もあれば、「不成就日」のように「大安」でも太刀打ちできないネガティブ日もあります。
考え方次第ですが、いくつか候補日があるならネガティブ要素のない単独の吉日を選ぶのがオススメです。
3.まとめ|暦注は気にしすぎNG!あくまで一つの参考に
今回は結婚関係のイベントに不向きとされる主な”ネガティブ日”の意味と対策についてご紹介してきました。
暦注はあまり気にしすぎると身動きが取れなくなったり、パートナーとの考えと相違が出てくる場合もあるので「悪いことが書いていたらその事に注意して過ごせば良いだけ」と前向きに考えるのがオススメです。
結婚式や両家顔合わせなど、複数の人が関わるイベントはどうしても「日にち」や「曜日」を優先しなければならないケースが多くあるでしょう。もし選択肢が限られている場合は、ポジティブ要素にだけ目を向けるのもアリ。結婚関係の行事は二人と二人のルーツであるご家族の考えが一致することが一番大切だと考えましょう。
これらの知識も一つの参考にしながら、二人と大切な人が気持ちよく結婚関係のイベントを進められる日を選んでくださいね。
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