上品な光沢としなやかな質感が魅力の「シルクのウエディングドレス」。
なめらかに身体に沿う美しいドレープは、秋の澄んだ空気や落ち着いた会場の雰囲気に映え、大人のエレガンスを引き立てます。
今回は、秋らしい洗練と深みをまとえる「シルク素材のウエディングドレス」を、ドレススタイリストが徹底解説!
プロならではの視点で似合う“骨格タイプ”や“パーソナルカラー”、会場までご紹介します。
ドレス選びに悩む方も、自分らしいスタイルを探している方も、ぜひ参考にしてみてください!
(文:立澤なつき)
目次
1.秋に映えるシルクウエディングドレスの魅力
上品で洗練された秋の装いにぴったりなのが「シルク素材」のウエディングドレス。
とろみのある質感と自然な光沢が特徴のシルクは、秋の穏やかな光をやわらかく受け止め、静かな気品と高級感を演出してくれます。
身体にしなやかに沿うドレープが歩くたびに美しく揺れ、ナチュラルな存在感を際立たせてくれるのも、シルク素材ならではの魅力。
Aラインやスレンダーラインであれば軽やかでミニマルな印象に、マーメイドラインやキャミソールドレスなら肌を美しく引き立て、センシュアルな雰囲気も叶います。
肌寒くなり始める秋でも快適に過ごせる着心地のよさと、素材そのものが放つ奥行きのある美しさも、花嫁から人気のポイント。
出典:N_DRESS
また、シルクドレスは小物でのアレンジがしやすく、なりたい印象にコーディネートしやすいのも特徴。
きらめきを添えるメタリックジュエリーやビジュー付きのシューズを合わせれば、モード感あるスタイルに。
一方、ベールやサテンリボンでクラシックにまとめれば、ホテルや大聖堂にも映える優雅な装いが完成します。
「秋に映えるシルクウエディングドレス」は、軽やかさと気品を兼ね備えた、大人の花嫁にふさわしい一着です。
2. [ANGEL SANCHEZ] シルク×チュールのビーディングルスレンダーラインドレス
ドレスの特徴
構築的で現代的、かつフェミニンなスタイルが得意なANGEL SANCHEZ(アンヘル・サンチェス)のビーディングデザインのノースリーブ×スレンダーラインドレス。
構築的なレイヤードチュールと繊細な刺繍ディテールが目を惹く、洗練モダンな印象の1着。
ハイネックのシアートップとすっきりとしたIラインのスカートがバランスよく、シャープな女性らしさを際立たせます。
身頃はほどよいハリと落ち感のあるシルククレープ地を使用し、軽やかに広がるチュールのバックトレーンが優雅な動きを演出。
正面からの潔いシンプルさと、背面の柔らかな陰影とのギャップが、静かな存在感と気品を纏わせてくれます。
透け感のあるハイネックデザインには繊細な立体刺繍が施され、肌を美しく引き立てながら、華やかすぎず上品な印象に。
バックスタイルにも大胆なほどにビーディングをあしらい、どの角度からも美しい仕上がりに。
構築的な美しさと柔らかさの共存が感じられる、知的でスタイリッシュな花嫁にぴったりのシルクドレスです。
おすすめの着こなしアイデア
チュールのレイヤードとソフトな素材感が魅力のドレスには、抜け感と洗練を両立する「ナチュラルスタイリッシュ」な着こなしがおすすめ。
■ヘアスタイル
シンプルな美しさを引き立てるには、“ラフなシニヨン”や“低めローポニー”がおすすめ。
きっちりまとめすぎず、あえて後れ毛を残して動きを出すことで、ナチュラルかつこなれ感のある雰囲気に。
さらりと風になびくような質感が、ドレスの軽やかさと調和します。
■アクセサリー
主張しすぎない“ミニマルなパールピアス”や“マットなシルバーイヤカフ”で、抜け感を演出。
ネックレスはあえて省き、耳元にアクセントをプラスするのがポイント。
控えめながら洗練されたアイテムを選ぶことで、ナチュラルな美しさを格上げできます。
出典:les mille feuilles de liberte
■ブーケ
シルクとチュール、ビジューと異素材の上質感にマッチするのは、ホワイト×グリーンのコントラストが爽やかなキャスケードブーケ。
動きのあるグリーンがドレスのナチュラルなシルエットと呼応し、ラウンドすぎずシャープすぎないバランスが、程よいスタイリッシュさと自然体の美しさを演出します。
おすすめの花材は「ローズ」「アジサイ」「アイビー」
【このドレスが似合うのは】
◆骨格タイプ:骨格ナチュラル、骨格ウェーブ
◆パーソナルカラー:ブルベ冬、ブルベ夏
◆季節:冬、秋
◆会場:ガーデン付き一軒家ウエディング、ナチュラルテイストのレストランウエディング
ドレスショップ:Felice Vita×Bellissima(フェリーチェ ヴィータベリッシマ)
3.シルクグログランのパフスリーブ×ハートカップビスチェドレス
ドレスの特徴
クラシカルな気品と可憐さを兼ね備える上質なシルクグログラン素材で仕立てたパフスリーブのAラインドレス。
やわらかな光沢とハリ感をあわせ持つシルクグログランは、ドレス全体にモードなニュアンスを添え、品格ある印象を引き立てます。
80年代を彷彿とさせる大胆なパフスリーブは、ボリューム感を強調したシルエットに仕立てることで、クラシカルとモードの絶妙なバランスを生み出します。
肩を美しく見せるオフショルダーとハートカップのビスチェデザインがデコルテラインを引き立てます。
背中にはくるみボタンと大きなリボンがあしらわれ、バックスタイルに華やぎをプラス。
ロングトレーンに程よくシェイプされたウエストラインが女性らしいメリハリを作り、ロマンティックな広がりを演出します。
ヨーロッパの邸宅を思わせる重厚感ある会場や、アンティーク調のチャペルにもよく映えるデザインです。
正統派の美しさにモード感を添えたデザインで、上質な雰囲気と花嫁らしい個性を魅せる1着に。
おすすめの着こなしアイデア
ふんわりとしたパフスリーブやリボンモチーフがあしらわれたクラシカルな1着には、甘すぎない「ロマンティックヴィンテージ」な着こなしが映えます。
■ヘアスタイル
どこか懐かしさを感じるドレスのアンティークな雰囲気には、“波ウェーブを効かせたローポニー”や“低めのシニヨン”が好相性。
顔まわりに動きをつけることで甘くなりすぎず、程よい抜け感がヴィンテージらしい柔らかさを引き立ててくれます。
■アクセサリー
クラシカルなパフスリーブディテールに映えるのは、“アンティーク調のイヤリング”や“小粒のゴールドアクセ”。
華奢で上品なアイテムを選び、ドレスの世界観を壊さずにまとめるのがポイント。
ネックレスは控えても良し、極細のチェーンタイプで軽さをプラスするのも◎。
出典:floluxe
■ブーケ
くすみピンクやアンティークラベンダーなど、スモーキーなニュアンスカラーでまとめられたローズブーケは、光沢のあるシルクグログラン生地のドレスと好相性。
花びらに動きのあるバラを中心に、ナチュラルな葉物を添えることで、甘すぎず品のあるクラシックな雰囲気に仕上がります。
おすすめの花材は、「アンティークローズ」「ラナンキュラス」「ダスティミラー」
【このドレスが似合うのは】
◆骨格タイプ:骨格ウェーブ、骨格ナチュラル
◆パーソナルカラー:イエベ秋、イエベ春
◆季節:秋、冬
◆会場:歴史的建造物の洋館ウエディング、クラシカルホテルのバンケット
ドレスショップ:couture maman
4. [ANTONIO RIVA] バックデザイン×ソフトマーメイドラインのシルクドレス
ドレスの特徴
構築的なデザインがオシャレ花嫁の指名ドレスブランドとしても有名なANTONIO RIVA(アントニオ・リーヴァ)のソフトマーメイドラインのシルククレープ生地ドレス。
すっきりとしたソフトマーメイドのシルエットに上質なシルククレープ地と艶やかなミカドシルク地で仕立てた、ビスチェの折り返しから流れるように繋がるバックスタイルのデザインが美しさを醸し出します。
ANTONIO RIVAらしいシルエットを強調する構築的なデザインが女性美を生み、素材の持つ光沢感としっとりとした質感が魅力をより掻き立てるデザインです。
上質なシルクをたっぷりと贅沢に使用しているので、美しい光沢と滑らかさが立体感を作り出します。
バックデザインはボリュームがありながらもアシンメトリーで流線形にデザインされているので、甘さを省いてスタイリッシュな印象に。
ベーシックなソフトマーメイドラインのシルエットに質感のある上質なシルククレープ生地、シンプルな中に縦に流れるバックスタイルのデザインが存在感を引き立てるドレスです。
おすすめの着こなしアイデア
アーティな立体ドレープが際立ち、非日常感と都会的なムードを融合させたミニマルなドレスには、曲線美を活かした「モードエレガント」な着こなしがぴったり。
■ヘアスタイル
モードでスタイリッシュな印象に仕上げるなら、“センターパートのストレートタイト”や“タイトにまとめたローシニヨン”でシャープさを強調。
シルエットの美しさを引き立てつつ、首元をすっきり見せることで全体のモード感が際立ちます。
■アクセサリー
“直線的なメタルピアス”や“バーモチーフのイヤリング”など、存在感のあるミニマルアクセを主役に。
ノーネックレスを選び、潔くとことんクールな印象に。
質感のあるマットゴールドやシルバーがドレスの構築的ラインとマッチします。
出典:tinotino
■ブーケ
洗練されたシルエットとアーティな構築美が魅力のドレスには、カラーのみを束ねた“ワンフラワーブーケ”がベストマッチ。
深みのあるパープルがクールで洗練されたムードを演出し、直線的なフォルムがドレスのシャープさと見事にリンクします。
引き算の美学を感じさせる構成がモードなシルエットを際立たせ、大人のエレガンスを体現。
おすすめの花材は、「カラー」
【このドレスが似合うのは】
◆骨格タイプ:骨格ストレート、骨格ナチュラル
◆パーソナルカラー:イエベ秋、ブルベ冬
◆季節:秋、冬
◆会場:アートギャラリー風デザインホテル、現代建築のイベントスペース
ドレスショップ:Felice Vita×Bellissima(フェリーチェ ヴィータベリッシマ)
5.まとめ|秋に映えるシルクウエディングドレスをおしゃれに自分らしく着こなしましょう!
洗練と気品を兼ね備えた「秋に映えるシルクウエディングドレス」の着こなしアイデア3選をご紹介しました。
上質な光沢と肌に寄り添うような質感が魅力のシルク素材は、秋の澄んだ光にやさしく反射し、花嫁の動きに合わせて美しい陰影を描き出します。
シンプルな中にも凛とした存在感を放つシルクドレスは、ディテールや小物使いでモードにもクラシカルにも印象を変えられるのが魅力。
“秋らしい奥行き”と“タイムレスな美しさ”を両立させたい花嫁は、ぜひ今回のスタイリング提案を参考に、特別な一日を彩る運命の一着を見つけてくださいね。
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