【ドレススタイリストが解説】ハイセンス花嫁の新定番“ブラックドレス”おしゃれな着こなしアイデア3選

シックで洗練された美しさが際立つ「ブラックドレス」は、おしゃれ感度の高い花嫁に支持される注目のウエディングドレス。 大人の雰囲気をまとえるブラックは、モードにもクラシカルにも映える万能カラーです。
今回は、そんな「ブラックドレス」のおしゃれな着こなしアイデアを、ドレススタイリストが徹底解説! プロならではの視点で、似合う“骨格タイプ”や“パーソナルカラー”、会場までご紹介します。
色選びに悩む方も、自分らしいスタイルを探している方も、ぜひ参考にしてみてください!
(文:立澤なつき)

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1.モードな“ブラック”ウエディングドレスの魅力

クールさとエレガンスをあわせ持つ「ブラックドレス」のウエディングスタイル。

出典:THE KNOT DESIGN

重厚感のあるブラックは、カラードレスの中でも圧倒的な存在感がありながら、甘さを抑えたモードな雰囲気に仕上がるのが魅力。
アートな空間やクラシカルな会場と相性抜群で、洗練された大人の美しさを際立たせてくれる一着です。

ブラックには、透け感のあるチュール素材や光沢を抑えたマット素材、立体感のあるレースなど、質感によって大きく変わる印象の幅広さも特徴の一つ。

出典:HALFY dress

シルエットは、マーメイドラインやスレンダーラインでシャープに、ボリュームラインなら華やかさと大胆さを両立した印象に。
光や動きに応じて陰影が生まれ、まるで映画のワンシーンのようなドラマティックなスタイルが叶います。

クールな印象に偏りすぎず、柔らかさをプラスしたい場合は、ヘアスタイルやアクセサリーで抜け感を加えるのがポイント。
シルバーやブラックストーンのアクセサリー、ダークカラーのブーケなど、コントラストを効かせた小物づかいでより一層スタイリッシュに。

出典:THE KNOT DESIGN

ブラックカラーのドレスは気品と存在感を兼ね備え、“自分らしさ”を貫く花嫁にこそふさわしい、唯一無二の一着です。

2.オフショルダー×ロングトレーンのスレンダーブラックドレス

出典:HALFY dress

ドレスの特徴

スレンダーラインにオフショルダーとロングトレーンをアクセントにデザインしたブラックドレス。

ウエディングシーンにインパクトを与えるブラックドレスは、トレンドに敏感なおしゃれ花嫁注目のドレス。
スタイリッシュな魅力を持つスレンダーライン×オフショルダーのデザインをブラックドレスで着こなすスタイルは、おしゃれな人を印書づけるハイセンスな1着です。

出典:HALFY dress

デコルテを美しく見せるビスチェデザインに肩から落としたオフショルダーが女性らしさを演出し、華奢な魅力をアピールします。
首や肩のラインを美しく、ほっそりと見せてくれるスタイルアップ効果も抜群のデザインです。

バックスタイルは圧巻のロングトレーンがポイント。
背中から裾に向かって広がるリボン状のトレーンがモードなアクセントとなり、ダークトーンのブラックドレスを主役の1着に格上げさせます。

出典:HALFY dress

凛とした強さを感じさせるスレンダーなブラックドレスは、世界観がキーになるフォトウエディングや前撮りにもぴったり。

おすすめの着こなしアイデア

一切の装飾をそぎ落とした、潔く美しいシルエットが魅力のドレスは、都会的で洗練された「ミニマルモード」な着こなしがおすすめ。

■ヘアスタイル

シャープで洗練された印象には、無駄のないシルエットが映える“タイトなローニュアンス”や“センターパートのまとめ髪”が好相性。

抜け感を出すなら、毛流れやツヤ感で魅せるスタイルに仕上げて。
顔まわりはすっきりと、耳を見せることでモードな印象を強調できます。

■アクセサリー

無駄を削ぎ落としたドレスには、“直線的なシルバージュエリー”や“モダンなイヤーカフ”など、デザイン性のあるアクセが映えます。

ネックレスはあえてつけず、耳元の存在感だけで洗練されたバランスに。
質感やフォルムで魅せるアクセ選びが、スタイル全体に統一感をもたらします。

出典:tinotino

■ブーケ

深みのあるバーガンディの配色が、ドレスのストイックなシルエットと絶妙にマッチ。
縦に流れるスマートなクラッチ型は“モードな抜け感”を引き立て、空間に映える印象的なアクセントに。
シンプルなドレスだからこそ、色とフォルムにこだわったブーケがスタイル全体を引き締めます。

おすすめの花材は「カラー」「アンスリウム」「リキュウソウ」

【このドレスが似合うのは】

◆骨格タイプ:骨格ナチュラル、骨格ストレート
◆パーソナルカラー:ブルベ冬、イエベ秋
◆会場:フォトジェニックなアート会場、外資系ラグジュアリーホテル

ドレスショップ:HALFY dress(ハルフィー ドレス)

3.[PRONOVIAS]ブラックミカドシルク×ワンショルダードレス

出典:Remind Dress Salon

ドレスの特徴

スペイン・バルセロナ発の世界的ドレスブランドPRONOVIAS(プロノビアス)から人気のワンショルダードレスSEDNAのブラックカラー「Tourmaline」。

上質なミカドシルクで仕立てられた立体的なワンショルダーが目を引くデザインで、最高峰ドレスを生み出すPRONOVIASならではのラグジュアリーな魅力を醸します。

素材の質感を活かしたシンプルなハートカップビスチェのAラインのシルエットは、気品さを感じさせるクラシカルなデザイン。
幾重にもタックを取り、デザインされたのがビスチェからオフショルダーのように肩へ伸びるワンショルダー。

アシンメトリーなショルダーデザインは、メリハリを作り、見る角度によって雰囲気を変えてくれるディテールです。

出典:Remind Dress Salon

バックスタイルは背中からスカートの裾にかけてくるみボタンが連なり、クラシカルで上品な雰囲気を演出してくれます。

ハリのあるミカドシルクにたっぷりと空気を含ませたタックスカート、構築的なワンショルダーとモダンなデザインをより美しく大人っぽく見せてくれるブラックカラードレスです。

おすすめの着こなしアイデア

片側だけにボリュームをもたせたアシンメトリーデザインが印象的なドレスは、気品と迫力をあわせ持つ「ドラマティックレディ」な着こなしがおすすめ。

■ヘアスタイル

存在感のあるアシンメトリーなデザインには、顔まわりを引き立てる“ゆるやかアップ”や“クラシカルなシニヨン”がぴったり。

トップに高さを出しすぎず、やわらかく包み込むようなラインが女性らしさを演出します。
サイドに少し流すような後れ毛で華やかさをプラスして。

■アクセサリー

立体的なドレスシルエットには、“揺れ感のあるロングイヤリング”や“ビジュー系のポイントピアス”で顔まわりに輝きを。

デコルテがすっきりしている分、やや存在感のあるアイテムを選ぶのが正解。
ネックレスは省き、ドレスと視線が重なるように耳元を主役にしたスタイリングを。

出典:les mille feuilles de liberte

■ブーケ

ホワイト×ライトグリーンを基調とした爽やかな配色が、ドレスの重厚感をほどよく引き立て、抜け感をプラス。
ふんわりと広がるシルエットと流れるようなグリーンが、優雅でドラマティックなムードを演出し、クラシカルな会場でもナチュラルな空間でも美しく映えます。

おすすめの花材は「ローズ」「トルコキキョウ」「アスパラガスリーフ」

【このドレスが似合うのは】

◆骨格タイプ:骨格ウェーブ、骨格ストレート
◆パーソナルカラー:ブルベ冬、イエベ秋
◆会場:重厚感あるクラシックホテル、歴史ある大階段付きの迎賓館

ドレスショップ:Remind Dress Salon(リマインドドレスサロン)

4.[Pure Sweet]ブラックサテン×フリルオフショルダーのマーメイドラインドレス

出典:innocently

ドレスの特徴

ブラックのサテン生地にフリルオフショルダーをあしらったマーメイドラインドレス。

ドラマティックなブラックのサテン素材とマーメイドラインのシルエットが相まって、艶やかでラグジュアリーなムードを演出します。

女性らしい美しいラインを上品に演出してくれるマーメイドラインは、スカートのくびれを印象付けるタッキングが施されたデザイン。
スカートのミドルラインでタックを閉じているので、ふんわりと広がるヒップライン、膝から裾にかけて大きく広がるシルエットが美しく作り出されます。

出典:innocently

同素材で仕立てたフリルショルダーは、ボリュームがありながらも低めの位置にデザインされたたオフショルダーにすることで、すっきりと大人っぽい印象を与えてくれます。
肩のラインからデコルテラインを美しく見せ、品格を感じさせるエレガントなスタイルを演出します。

上質な光沢感と美シルエットをベースに、取り外し可能なフリルショルダーをアレンジして自分らしい着こなしを楽しめるブラックドレスです。

おすすめの着こなしアイデア

繊細なフリルとしなやかなマーメイドラインが引き立つドレスは、優雅で上品なムードが漂う「エレガントクラシック」な着こなしがおすすめ。

■ヘアスタイル

しなやかで光沢のあるサテン素材には、動きのある質感が引き立つ“ラフなシニヨン”や“ゆるやかローポニー”が好相性。

ラフすぎず、タイトすぎない中間バランスで自然体の美しさを引き立てます。
頬まわりの後れ毛をややウェーブさせるのがこなれポイント。

■アクセサリー

フリルの甘さを引き立てるには、“小粒パール”や“ミニマルなシルバーイヤリング”など、控えめな輝きを添えて。

ネックレスはあえて省き、デコルテの肌感をそのまま活かすのが品よく映えるコツ。
繊細さと品格を両立する、引き算のジュエリー選びがポイントです。

出典:YUKI YOSHIKAWA

■ブーケ

くすみピンク×モーブの優しい配色が、ドレスのしなやかなラインや落ち着いた華やかさと溶け合うようにマッチ。
空気を含んだようなブーケの質感が上品でクラシカルな余韻を引き立て、屋内外を問わず温かみのある空間に映えます。

おすすめの花材は「スプレーバラ」「ラナンキュラス」「ニゲラ」「スモークツリー」

【このドレスが似合うのは】

◆骨格タイプ:骨格ストレート、骨格ナチュラル
◆パーソナルカラー:ブルベ冬、ブルベ夏
◆会場:アンティークな洋館、ガーデン併設のヨーロピアンハウス

ドレスショップ:innocently(イノセントリー)

5.まとめ|おしゃれ花嫁の新定番“ブラックドレス”を自分らしく着こなしましょう!

モダンで凛とした存在感が魅力の「ブラックウエディングドレス」をおしゃれに着こなすアイデア3選をお届けしました。

シックで洗練されたブラックのドレスは、非日常の特別感を演出しつつ、どんなシーズンにも映える万能カラー。
スレンダーなシルエットなら都会的でモードな雰囲気に、立体的なフォルムならクラシカルで華やかな印象に仕上がります。

ドレスのデザインだけでなく、ブーケやアクセサリーの合わせ方次第で、品格や個性を自在に表現できるのもブラックドレスの大きな魅力。

人と被らないスタイルを目指す方や、上質で印象的なコーディネートを叶えたい方は、ぜひ今回のアイデアを参考に、「ブラックドレス」で自分らしい一日を演出してみてください。

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