「なし婚」のメリット・デメリットって?後悔しない「ほぼなし婚」のアイデアも!

結婚式を「するorしない」の選択は、ふたりの自由。人それぞれの価値観を尊重する現代では、“ふたりが決めたこと”として周囲の方々も理解を示してくれるケースが多いことでしょう。
ですが逆に言えば、選んだ方法によって「私たちの夫婦のあり方」が周囲に認識される機会ともなります。
この記事では、「なし婚礼」のメリットとデメリットをご紹介。結婚式を挙げるか悩んでいるふたりは今一度チェックしてみませんか?
また、記事の中でご紹介している「ほぼなし婚」のアイデアも参考にして、後悔しない選択をしてくださいね!(文:CHIHIRO)

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1. 「なし婚」のメリットとデメリット

入籍のみで結婚式を行わない「なし婚」。でも、数年後に“やっぱりやっておけば良かった”なんて後悔をしても、今さら感もあって周囲に話しづらいもの。
結婚が決まった今だからこそ「なし婚」のメリット・デメリットを慎重に比較しましょう。

1‐1. メリット①お金の使い道を自由に選べる

挙式・披露宴の平均総額は356.3万円(ゼクシィ結婚トレンド調査2023首都圏)と高額。もちろん多くの新郎新婦が全額自己負担というわけではなく、自分たちの貯金に両親からの援助やご祝儀を合算して支払っています。

しかし、結婚にかかる費用は、結婚式だけではありませんよね。結婚指輪や新生活用品の購入、新婚旅行、授かり婚の場合は出産準備・・などと、新郎新婦によって重要度も様々。
「なし婚」を選ぶことは、自分たちに必要な部分でお金の使い道を決めやすくなるでしょう。

1‐2. メリット②時間を有効活用できる

結婚式を行う場合は、式場での打ち合わせが不可欠。ふたりと式場担当者の都合を合わせて仕事帰りや休日を中心にダンドリを進めていきます。
日常生活+αの時間が必要になるため、仕事が多忙な場合やオフタイムをゆっくり過ごしたいふたりにとっては、負担に感じるかもしれません。

1‐3. メリット③人間関係に悩むことがない

結婚式には、幅広い関係性のゲストが参列します。中には、初めて会う相手方の親族や友人がいる場合も。おもてなしを考える中でお互いの人間関係を深く知るきっかけになりますが、年代、性別、関係性の異なるゲスト全員への気配りは、なかなか大変なものです。

1‐4. デメリット①結婚した実感が得られにくい

婚姻届けを提出して姓や住まいが変わることで、ある程度の変化はあるものの、事務的な手続きのみでは、“新たな日常がスタートする!”といった気持ちを一新する大きな変化は得られにくいでしょう。

しかし、結婚式を行うことで、“これまで(過去)”と“これから(未来)”の日常に区切りをつけることができる、という考え方も。
また、結婚式を行った新郎新婦にしか体感できない“感動”があり、その想いをゲストと分かち合うことで、「結婚をした」「夫婦になった」という実感を得ている先輩カップルが多くいます。

1‐5. デメリット②結婚報告を個別に行う手間がかかる

「なし婚」を選ぶ場合にも、家族や親族、近しい友人には結婚報告を行いますよね。また、婚姻後の手続きにあたり職場への報告が必要な人もいるでしょう。
なし婚の場合、個別に結婚報告を行った上、報告後には、個別にお祝いをもらいお返しを考える・・・というように、結婚式を行えばその場で済むことも、個々に対応する手間がかかるという見方もあります。

1‐6. デメリット③日頃の感謝を伝える機会を失う

両親や仲間など親しい関係性の人にほど、気恥ずかしさから日頃の感謝を伝えにくいもの。日常生活では伝えにくい言葉も、結婚式という公の場を設けることで届けやすくなります。
また、親族や職場の仲間もその場に居合わせることで、ふたりの想いや大切な人たちの存在が浮き彫りとなって、ふたりへの理解をより深めるきっかけにも出来ます。

2. 後悔しないために。「ほぼなし婚」アイデア

お金と面倒な準備に負担を感じて「なし婚」を選んだ先輩カップルの中には、「自分が親になってから初めて結婚式を挙げなかったことを後悔した」なんて声も。
また、そのような声を耳にして、「なし婚」でいいと思っていたけど、やっぱり結婚式を行うことにした、という新郎新婦のほとんどが“やって良かった!”と幸福感に包まれているようです。

入籍だけで何もしないというのは寂しいけど、大勢の人前に立つのは苦手だし、派手なことはしたくない、という新郎新婦もいますよね。
そんなふたりには、これからご紹介する「ほぼなし婚」のアイデアがぴったりかも。ふたりのお金も時間も人との関りも全部大切!
だからこそ、自分たちが考える重要度で選びましょう。固定概念にしばられず、必要に応じて自由に組み合わせてもOK!

2‐1. 結婚写真だけ撮る

「なし婚」を選んだ女性の中で、年月が経つにつれて大きくなる後悔が・・・それは「ウエディングドレスを着なかったこと」。
婚礼衣装を着られる機会は、一般的には結婚するタイミングだけ。10年目の結婚記念日に着るというのも素敵ですが、多くの女性は、より若く美しいうちにウエディングドレス姿を残したいものでしょう。
また、家族が増えれば、ふたりの幸せな記憶として子供に見せることもできますね。

2‐2. 両家家族の顔合わせ食事会をする

盛大な披露宴に気おくれするなら、両家家族だけで食事会をするという方法も。
家族とは言え別々に暮らしていると、全員で顔を合わせる機会は、なかなかつくれませんよね。ふたりの結婚を機に「これからよろしく」の気持ちを込めて、お互いの家族を紹介してはいかがでしょう。
特別な衣装を着たり演出を行わなくても、美味しい料理を囲んでゆっくり語り合うだけでも素敵なひと時を過ごせますし、顔合わせをしておくだけでも将来安心ですよ。

2‐3. 友人・知人だけで会費制パーティをする

気心の知れた友人・知人だけで会費制パーティを行えば、上司や親族への気遣いに負担を感じることなく、ざっくばらんに楽しむことが出来ます。友人に幹事を頼んで2次会的なカジュアルパーティにしても盛り上がりそうですね。
会費制のパーティプランがある結婚式場も増えていて、ふたりの予算や希望内容で選ぶことが出来ますよ!

2‐4. 新婚旅行を兼ねてふたりでリゾート挙式をする

非日常感を味わいたいなら新婚旅行を兼ねた海外・国内リゾートでの挙式がおすすめ。
挙式+観光のセットプランになっていることが多く、事前打ち合わせも1~2回程度、現地では、旅行会社のガイドスタッフが案内してくれるなど負担が少ないのも嬉しいポイントです。
挙式後には、現地で撮影した写真を使って結婚報告ハガキを作成したり、おみやげを持って挨拶に行くと喜ばれます。

3. まとめ|結婚は大きな転機だからこそ、夫婦としてよく考えて

「なし婚」のメリットとデメリットを比較してみると、ふたりにとって大切な要素が見えてきたのではないでしょうか。
人によって重要度が異なるため“絶対にこれがいい!”なんてことは言えませんが、結婚がすべての人にとって人生の大きな転機であることに変わりはなく、選んだ方法によって夫婦のあり方を表現することにつながります。

「なし婚」と決める前に今一度ふたりでよく話し合って、「ほぼなし婚」のアイデアも視野に入れてみるなど、後悔のない選択をしてくださいね。

トキハナでは、「なし婚」を迷っている人に経験豊富な元ウエディングプランナーがアドバイス。ふたりの悩みや不安を解消して最適な方法を提案することもできますので、結婚式を挙げると決まっていなくても気軽にご相談ください。

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