【この記事のポイント】
●在宅ワーク時代は「家族時間」と「ひとり時間」の両立が重要(住まいの役割が多様化)
●リノベーションなら間取りを自由に設計できる(ライフスタイルに合わせられる)
●専用スペースでひとり時間を確保できる(集中・リフレッシュしやすい)
●兼用スペースで仕事・育児・家事を柔軟に両立できる(使い方を変えられる)
●ゆるやかな境界で家族のつながりを保てる(気配を感じつつ過ごせる)
●将来の変化にも対応できる住まいづくりが大切(長く快適に暮らせる)
目次
1.「家族のつながり」も「ひとり時間」も大切にできる住まいとは
在宅ワークが定着したここ数年で、住まいに求められる役割は大きく変わってきました。
以前は「帰って休む場所」だった家も、今では仕事・家事・育児・趣味…と、多くの役割を同時にうけとめる空間に。
そんな中、多くの新婚世帯や子育て世帯が抱えているのが「家族との時間は大事だけど、一人になれる時間も必要。でもうまく確保できない」というお悩みです。

「親は仕事」「子どもは遊び」など、それぞれ違う過ごし方をしながらも、同じ家の中でストレスなく過ごせるかどうか。…これは、暮らしやすさに大きく影響します。
こうしたお悩みの解決方法として、今回トキハナがオススメしたいのが、中古マンションのリノベーションです。
リノベーションは、間取り・内装・設備などを自由に設計し、家族のライフスタイルに合った家作りができるのが魅力です。
中古物件の購入と合わせて行えば、リノベーション費用は住宅ローンと一体型で組める…というメリットも。
ここからは、「共有空間+それぞれの居場所」のグッドバランスを叶える3つの設計ポイントをご紹介します。
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2. 「共有空間+それぞれの居場所」を叶える3つの設計ポイント
「一人の時間をうまく持てない」…その感覚の多くは、主にこういったところから生じています。
・家がいつも散らかっている
・寛げる場所がない
・仕事・勉強・趣味に没頭できない
このストレスは、間取り・収納が暮らしにフィットしていないサイン。
フィットしなくなるきっかけでよくあるのが、結婚・出産・在宅ワークへの切り替えです。
空間を共有する人数が増え、それに付随してモノも増える。すると収納が追いつかず、リビングや個室を問わず家のあちこちにモノがあふれやすくなります。
では、これが解消した状態を想像してみましょう。
・全てのモノが決まった場所にすっきり納まっている
・いつでも寛げる場所がある
・いつでも何かに没頭できる場所がある
マンションでこれが叶うのは大きな贅沢。格段に「心の余裕」も増えそうですよね。

ただ、単に「個室をつくればいい」かというと、そう単純でもありません。
みんなが個室にこもりきりだと、家族のつながりは希薄になってしまいますよね。
あくまで目指したいのは、家族みんなが「つながり」を感じられ、「どこにいても心地よい」と思える家づくりではないでしょうか。
また、住まいづくりにおいては今の快適さだけでなく、数年後も見据えた設計が大切です。
家族の暮らしは、出産や子どもの成長、働き方の変化などで変化するもの。その時々で「ちょうどいい住まい」も変わります。
それらをふまえ、「共有空間+それぞれの居場所」のグッドバランスを叶えるためのポイントはこの3点。
① ひとり時間を守る“専用スペース”をつくる
② 暮らしに合わせて役割が変わる“兼用スペース”をつくる
③ 家族の気配がつながる“ゆるやかな境界”をつくる
ここからは、3つそれぞれを実現するためのリノベーションアイデアをご紹介します。
①ひとり時間を守る個室・ワークスペースのつくり方
家族と暮らしていても、「少しだけ一人になりたい」「集中できる場所がほしい」…そう感じる瞬間は誰にでもあります。
ここでは、コンパクトなマンションでも「ひとり時間」を守る“専用スペース”を生み出すアイデアをご紹介します。
◆用途に応じて広さにメリハリを
限られたマンション空間では、すべての部屋を広く取るよりも「用途に応じてメリハリをつける」が有効。
たとえば、寝室や子ども部屋は必要最小限にまとめれば、そのぶんリビングやダイニングを開放感あふれる居心地のいい空間にできます。

各個室はコンパクトな分、ロフトベッドや壁面収納を取り入れる…など、「機能性」を高めてつくるのがオススメ。
◆家族の収納をまとめる
意外かもしれませんが、快適な「ひとり時間」を生むために外せないのが収納設計。
ファミリークローゼットや納戸に家族のモノをまとめれば、各部屋にクローゼットや収納家具がいらず、空間がすっきり。
モノの定位置がはっきりするため、共有空間・家族それぞれの居場所の両方が守られやすくなります。
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◆土間ワークスペースを設置する
最近人気なのが、玄関から靴を脱がずに入れる”土間ワークスペース”。
玄関から直通、かつ生活空間と少し距離があるので「切り替えがしやすい」「自分も家族も音を気にせずオンライン会議ができる」と話題です。
将来的には、子どもの学習スペースにも◎。壁面をシューズクローゼットにすれば、スペースの有効活用も叶います。
確実に“一人になれる場所がある”という安心感。これは、住まいの快適さに直結するはずですよ。
②在宅ワークや子育てに対応できる兼用スペースのつくり方
「ひとり時間」と「家族の時間」、両方を充実させるためにもう1つ有効なのが、複数の役割を担える”兼用スペース”。
ここからは、2つの代表的なアイデアをご紹介します。
◆多用途カウンターを設置する
家の使い方は、朝は家族全員で食事→昼は1人で仕事→夕方からは子どもと2人…など、1日の中で流動的に変化するもの。
そこで活躍するのが、多用途に使えるカウンターです。
壁際やキッチン横に大きめの造作カウンターを設置すれば、昼は親の仕事や子どもの作業スペース、夜は夫婦でお酒を楽しむ場所…と、可変的に使えます。
少し高さを出せばバーカウンターのような雰囲気になり、空間のアクセントにも。照明は調光できるものにしておけば、どのシーンにも馴染むはず。
ダイニングテーブルとは別に作業スペースがあることで、「誰かが食事の準備をしていても仕事ができる」「子どもが宿題をしていても別の作業ができる」といった柔軟さも生まれます。
◆多目的スペースをつくる
年齢やライフスタイルによって、少しずつ変化する家族の暮らし。
マンション空間は特に、最初から1つひとつの空間用途を限定しすぎると、シーンや暮らしの変化に対応できないことも起こりえます。
そこでオススメなのが、リビングの一角に、用途を決めない”余白”的な多目的スペースをつくること。
小さなテーブルを置けばちょっとしたカフェスペース、ベビーサークルを置けば子どもの居場所、デスクを置けば在宅ワークにも使えます。

さらに、その延長として人気なのがインナーテラス。
室内の一部にタイル床など異素材を取り入れてつくる、半屋外のような空間です。
日光を取り込めるように大きな窓をつくれば、植物を育てたり、ハンモックを吊してお昼寝したり、子どもの遊び場やペットの居場所にしたり…と多彩に活用が可能。
日当たりがよく天候に左右されにくいので、洗濯物の干し場としても優秀です。天井にカーテンレールをつけておけば、将来は子ども部屋として使うことも◎
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「今」便利だけでなく、「1日中」「数年後」も役立つ空間は、結果的に暮らし全体の満足度を高めてくれるはずですよ。
③ 家族の気配がつながる“ゆるやかな境界”のつくり方
個室を増やすと「ひとり時間」を生み出せる一方で、壁が増えることで「光や風が届きにくい」「閉塞感がある」「家族の気配を感じられない、様子がわからない」…などのお悩みも生じがち。
たとえ同じ空間にいても、間取りしだいで気配の感じかたは変わります。
そこでオススメしたいのが、「完全に分ける」ではなく、「必要なときだけゆるやかに区切る」という考え方です。
ここからは、4つのアイデアをご紹介します。
◆壁の代わりにカーテンで仕切る
たとえば壁の代わりにカーテンを使えば、普段は開けて広く見せながら、必要なときだけ空間を仕切ることができます。
各部屋にエアコンを設置する必要もなし。将来的に使い方を変えたいときにも柔軟です。
◆室内窓を取り付ける
「光や風を届けたい」「他のことをしながら子どもの様子を見守りたい」…そんなお悩みをクリアしてくれるのが、室内窓。
子ども部屋や寝室に設けると、小さな子どもの様子を見守りやすいだけでなく、空間のアクセントとしても機能します。
◆家具配置によるゾーニング
同じ空間でそれぞれの時間を過ごしたいなら、家具の配置を工夫して居場所をつくるのも有効です。
ソファの向きを変える、一人掛けチェア&デスクを窓際に置く、ラグでエリアを分けてキッズスペースをつくる…などの工夫だけでも、同じリビングの中で複数の過ごし方が生まれます。
◆キッチンを対面型にする
小さな子どもがいる家庭のお悩みで上位にランクインするのが「料理中の見守り」。
そこをクリアしてくれるのが、リビング・ダイニングに向かって作業台を設ける対面型のキッチンです。

料理をしながら会話ができ、小さな子どもの様子も見守りやすい。キッチン前にカウンターを設ければ、食事・勉強・作業の場にもなり、自然と家族が集まりやすくなります。
同じ場所にいながら、それぞれが自由に心地よく過ごせる。
これは、家族の暮らしをより豊かにしてくれるはずですよ。
3. まとめ|リノベーションでつくる、家族みんなにちょうどいい距離感
今回は、マンションで「共有空間+それぞれの居場所」のグッドバランスを叶えるリノベーションアイデアをご紹介してきました。
家庭を持ったから、子どもができたから、限られたマンション空間だから…「ひとり時間」と「家族時間」は、どちらも少しずつ”ガマン”しなければならない。
今回ご紹介したアイデアは、そんな固定観念から自由になるためのヒントをくれるはず。専用スペース・兼用スペース・ゆるやかなつながり。
この3つをもとにマンションの間取りや空間設計を見直せば、より在宅ワークや子育てしやすい住まいが実現できます。

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この記事を書いた人:まゆ
「トキハナmagazine」ライター。徹底的なリサーチとプランナー経験に基づく記事で、新郎新婦と会場のベストマッチングをサポートします。
記事監修:トキハナ
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