契約後に100万円は上がると言われている結婚式の見積もり。
”結婚式あるある”と言われているけど、なんでそんなに上がるの?と疑問を持つプレ花嫁さんも多いはず。
そこで、花嫁の不安をトキハナつ式場紹介サービス『トキハナ』ではトキハナ会員限定の《シークレット講座》を開催!
業界の裏を知り尽くした元プランナーが結婚式の見積もりが上がる理由やそれを防ぐコツを紹介。他では聞くことの出来ないシークレット情報も盛り沢山の講座をレポートします!
(文:立澤なつき)
目次
1.結婚式の見積もり、実は3種類あるって知ってた?
スピーカー 神田 裕子(トキハナディレクター)
—–—まず、結婚式の見積もりが100万円上がるっていうのは本当ですか?
必ず全員がというわけではありませんが、本当です。
なかなか衝撃的な金額で驚かれると思いますが、実際に上がる方がほとんどです。
実は、結婚式の見積もりにはいくつか種類があるのですが、どんなものかイメージ湧きますか?
—–—見積もりというと、式場へ見学に行ってもらうイメージです。
そうですよね、実は見積もりには①広告用見積もり、②初期見積もり、③最終見積もりと3種類あります。
イメージされた式場見学で出してもらう見積もりがいわゆる「初期見積もり」です。
そこから契約・打ち合わせをし、結婚式を迎えて最後に出てくるのが「最終見積もり」。この最終見積もりが初期見積もりから100万円上がると言われています。
ちなみに、プレ花嫁さんが一番最初に目にするのがウエディング雑誌などで「招待客80人で250万円」というように記載されている金額だと思います。
これが広告用の見積もり金額なのですが、実際にこの金額で理想の結婚式を挙げるのは難しい。
—–—そうなんですか!雑誌や広告で見る金額では結婚式を挙げることはできないのですか?
広告用のウェブサイトや雑誌に出ている金額は300万円を切っていることが多いですが、なかなか現実的ではない数字です。
まずは式場に来てもらうハードルを下げるために広告用として出している金額なので、イメージされている結婚式を実現するのは「ほぼ不可能」と思った方がいいですね。
- ポイント
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結婚式の見積もりは広告用見積もり・初期見積もり・最終見積もりの3種類ある。
2.金額アップのポイントはここ!プロが教える結婚式の見積もりのリアル
—–—そもそも、どうして金額が上がってしまうのですか?
金額が上がる理由は2つあって、「グレード」と言われるドレスや料理のランク、映像や動画編集などの基本プランに含まれていない「オプション」があるからなんです。
初期見積もりでは最低限の内容しか含まれていないので、自分が思い描いている通りの内容を叶えようとするとグレードを上げたり、オプションを追加したりする必要があります。
そうするといつの間にか金額が上がって、100万円も増えていたということなんですね。
2-1.ドレスの最終費用は見積もり額をオーバーすることがほとんど
出典: Cli’O mariage
—–—元々のプランに含まれているドレスはそんなにイメージと違うものなんですか?
初期見積もりに含まれているドレスの金額は15〜20万円で、実際にかかるドレス費用としては最低ランクなんです。
皆さんが実際に選ぶドレスはどのくらいの金額かわかりますか?
—–—お色直しとか着用枚数にもよりそうですけど、わからないな……。
多分わからないというプレ花嫁さんが多いと思うんですよね。
それは、雑誌やSNSを見てこんなドレスが着たいとイメージされる方が多いと思うのですが、かわいいドレスのデザインはたくさん出てくるけど金額が載っていないことが多い。だからドレスの相場的な金額がわからないんですよね。
一般的に実際に選ぶドレスは一着あたり30〜35万円くらいです。
単純に挙式用とお色直し用のドレスで2着選んだらそれだけで60〜70万円かかってしまいます。
—–—そんなにかかるんですか!見積もりの15〜20万円から随分上がりますね……。
プランに20万円のドレスって書かれていると憧れのドレスがそれだと想像してしまうんですよね。
でも、実際に見に行ったらイメージしているドレスはそこから大幅にグレードが上なので見積もりから40〜50万円増えることに後から気付く方がとても多いです。
2-2.料理のグレードを上げると全体費用はいくら上がる?
出典: The Opera
—–—料理もドレスと同じようにグレードが上がってしまうのですか?
料理も同じです。ウエディングの料理は1人当たり12,000円〜25,000円くらいのプランを用意している式場が多いのですが、初期見積もりに含まれている料理の金額はほとんどが最低ランクの12,000円くらいです。
これもお客様の好みによるので12,000円が悪いかというとそんなことはないのですが、人気のコースは17,000〜18,000円ですね。
—–—やっぱり料理も上がってしまうものなんですね。
12,000円だと品数が少ないとか見た目が結婚式っぽくないなとか、打ち合わせをしていくとつい上のコースにいきたくなるんですよね。
ここで考えていただきたいのが、12,000円の料理を17,000円に上げたとします。
少なくとも1人当たり5,000円の差額があって、80人のゲストを招待したらそれだけで40万円上がりますよね。
—–—招待人数分となると大きいですね!少なくともということは他にも上がるのですか?
気付きにくいところなのですが、料理の金額ってそれだけではなくて消費税やサービス料もかかります。
サービス料とは、ホテルや高級レストランのディナーなどにかかる約10%の費用ですが、スタッフさんが料理の提供やサービスをする人件費みたいなものが必ずかかります。
結婚式も同じで、追加金額としては料理のグレードアップで5,000円×80人=40万円、その上にサービス料が約10%加わってくるので、料理だけであっという間に50万円くらい見積もりが上がったりします。
2-3.結婚式当日のビデオ撮影や編集費用は後付け有料オプション
—–—もう一つの上がる理由だった「オプション」とはどんなものがあるのですか?
例えばビデオ撮影や動画編集のオプションがあります。
スナップ写真は見積もりに含まれていることが多いのですが、ビデオ撮影などの動画は含まれていません。
結婚式の当日の動画撮影で20万円、当日に編集して式の最後に流す「エンドロール」は30万円とかする式場が多いです。
それもほとんどが初期見積もりに入っていないので、追加でかかってきます。
—–—なるほど。映像で残しておきたいなって思うと、ついオプションで付けたくなっちゃいますね。
そうなんですよね!
見積もり作成のときに「そういうオプションも含めますか?」って聞いてくれれば選択できるのですが、プランナーさんが聞いてくれるかというと聞いてくれないことが多い。
とても親切なプランナーさんが聞いてくれることも稀にあるのかもしれないですが、大体の場合は契約のハードル落としたい=見積もり金額を低く見せたいので、どういうオプションがあるかというのは教えてくれないです。
2-4.招待人数や自分たちの希望を考えてから見学に行こう
—–—本当の金額に近い見積もりを出してもらうにはどうしたら良いのでしょうか?
最終的な金額に近い見積もりを出すためには、必要なグレードやオプションを入れてもらうことなのですが、何が含まれていて何が含まれていないのかを自分で見極めるのはすごく難しいと思います。
なので、できるだけ見学に行く前にどういう内容が自分たちにとって必要なのか、招待客は何人くらいにしたいのかなどを考えておくと見積もりも正確に出せます。
—–—初期見積もりの後に調整することはできないですか?
契約をして、実際に打ち合わせが始まるのは結婚式の4ヶ月前くらいからなんですね。
だから式場を決めたのが1年前でも料理やお花をどうするかなど決めるのって式の直前なので、気づいた時には招待状出しちゃっているよってこともある。
例えばドレス持ち込みができる式場であれば、予算オーバーになったから少し安いドレスにして調整ということもできますが、持ち込みができない式場も多いので後から金額の調整や変更ができないことが多いですね。
そういうところも含めて自分たちの希望を考えてからの見学が大切です。
2-5.即決せずにプライスリストを持ち帰って検討しよう
—–—その他に契約後に金額が上がらないためにできることってありますか?
プレ花嫁さんご自身でできることは、事前の情報を全部掴んでおくこと。
例えば、料理のメニューやパンプレットを見てどのコースがいくらなのかなど情報を得ることが重要です。
商品のラインナップや、オプションの金額が載っているプライスリストというものが、ほとんどの式場にあります。
それを見るとわかりやすいのですが、式場側から出してくることはないので見学に行ったときに欲しいと伝えてください。
こういう内容にしたらこれくらいになるんだなって言うのを契約前に知っておく、これが大切です。
—–—プライスリストというものがあるんですね!式場見学の時に欲しいと伝えたらいただけるものですか?
ホテルは結構すぐにもらえるところが多いですが、ゲストハウスはくれるところとくれないところがありますね。
その場合はプライスリストがないと検討が難しいですってお話ししてみましょう。
そこで真摯に対応してくれるかどうかというのも式場選びをする上でとても大事です。
—–—なんでプライスリストをくれない式場があるのでしょうか?
プライスリストを見るとどれくらい金額が上がるのか、最大でどれくらいなのかが花嫁さんにもわかってしまうんですね。
言葉を選ばずにいうと「バレたくない」というのが本音です。
例えば、どんなに素敵な式場でもいきなり500万円の見積もりを出されたらちょっとびっくりして引いてしまうかもしれない。
残念な話ですが、契約を結ぶために少しでも安く感じて欲しい、ハードルを下げたいという心理からプライスリストをくれない式場もあります。
ただ、どんなにお願いしてもくれないというのはお客様に対して真摯じゃないと思うので、少し考えた方がいいかもしれないですね。
- ポイント
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結婚式の見積もりが上がるポイントは、ドレス・料理などの「グレード」とビデオ撮影などの「オプション」
人数や希望を決めてから見学に行き、即決せずにプライスリストを持ち帰って検討すること
3.大事なのは式場見学に行く前!事前にやっておきたい2つのコト
—–—見学前に準備しておいた方がいいことはありますか?
式場の見学に行く前にやっておくべきことが2つあります。
それは、自分たちには何が必要なのかを調べておくこと、プロに相談することです。
これは式場見学の前にやるというのがポイントです。
3-1.自分たちに必要なアイテムは何か調べておく
—–—自分たちには何が必要なのかを調べておくというのはどういうことでしょうか?
見積もりの金額がどんどん上がってしまうのは、世の中に出ている広告用の金額が実際にかかる費用よりもかなり安く出ているので、そのギャップを少しずつ埋めていっているような状態です。
だからこそ、自分たちには何が必要で不要なのかを調べておくことで、正確な見積もりを出してもらうことができます。
それが初期見積もりの前、すなわち式場見学の前ということですね。
—–—なるほど、必要なものを知るにはどうしたらよいのでしょうか?
実際に自分たちで必要なものを調べるというのはすごく大変です。
トキハナではLINEをご登録いただくと無料で【見積もり診断】をご利用いただけます。
この見積もり診断とは簡単なWEB診断になっていて、結婚式の費用を算出する上でポイントとなる項目についていくつかご回答いただきます。なので、これを使ってもらいながら必要か不要か、グレードはこれくらいというような形で見学へ行く前に確認することも可能です。
もちろんお答えいただけましたら、見積もり額と一緒に予算感にあったおすすめの式場の提案も行っていますので、ぜひお気軽にご利用ください。
3-2.結婚式のプロに相談してみる
—–—プロに相談するというのはどういうことでしょうか?
そもそも見積もりや契約までの仕組みって、なかなか知られていないことが多いですよね。
詳しい人に聞かないと何もわからない状態なので、そのまま見学に行ってしまうと後から大幅に上がる前提の見積もりが出てきてしまいます。
なので、見学へ行く前にプロに相談して予算や人数との兼ね合いやグレードの把握などをしておくということが大切ですね。
—–—見学へ行く前の相談というタイミングがポイントなんですね!
実は、私たちもよくご相談いただくのが契約した後。
「ドレスの金額が倍くらいになっちゃった」「メニューもらったらすごい金額になりそう」とか、契約した後に皆さん驚いてご相談にいらっしゃるんですよね。
残念ながら契約してしまった後だと、ご相談いただいても変更できないことがほとんど。
なので契約前、というより見学前にぜひ相談して、後悔のないようにして欲しいと思います。
*結婚式のいろんな相談をLINEで!トキハナのLINE相談、詳しくはこちら
- ポイント
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式場見学に行く前に必要なことのピックアップをしっかりしておくこと
結婚式のプロに最初に相談すること
4.内緒話が次々と!プレ花嫁さんたちの質問に答えました
色々なお話を聞いたら見積もりが上がる理由と防ぐコツがわかってきました!
ここからはシークレット講座開催中に視聴者のプレ花嫁さんから寄せられた質問にお答えいただきます。
割引は見学当日しかつけてもらえないってホントですか?
100%ではないのですが、ほぼ事実です。
「今日契約しないと割引はしません」ということですが、一度帰られてしまうと契約が遠のいてしまうという心理が式場にあるので、見学日限定の割引としているところが多いです。
トキハナでは式場と交渉して、一度持ち帰って検討する時間を作ってくれる式場のみご紹介をしているので、トキハナに相談いただいてから式場予約をするお客様はそんな思いはしないで済みます。
結婚式がお得になるおすすめの時期はありますか?
一番は近い時期がお得です。
例えば、半年以内など見学日から挙式日が近いほどお得になります。
式場は予約が入らず空きっぱなしになることを避けたいので、1年後はまだチャンスがあるけど、半年以内で検討してくれる人は少ないという理由で近い時期は割引を大きくしています。
季節的にはやっぱり春か秋がおすすめですか?
人気のシーズンは春、秋です。
ただ、新型コロナウイルスで延期された方が多いというのもあって、最近は例年の埋まり具合とは少し違うようです。
いずれにしても人気会場の人気シーズンは埋まりやすいので、春秋希望の方は早めに動いた方が良いと思います。
トキハナさんは料理がおいしい式場などに詳しいですか?
出典: サンス・エ・サヴール
詳しいです!
私たちが元々ウエディングプランナー出身ということもあるので、式場ごとの情報もかなり持っています。
予算やプランなど個別じゃないと言いづらいことがあると思うので、LINEやオンライン相談を使ってご相談くださいね。
おすすめできない式場はどんな式場ですか?
お客様の目線に立ってくれない式場はおすすめできません。
例えば、持ち込みができないのに商品ラインナップがすごく少ないなど、お客様が満足できない式場です。
そういう式場は紹介したくないという思いがあるので、トキハナは一切おすすめしないと決めています!
さすがにこの場で名前は出せないですが、LINEで具体的にどこって聞いてくれたら個別でお知らせいたします。笑
5.結婚式費用が心配な方はトキハナを通して見学へ!
契約後に見積もりから100万円も上がってしまうと言われている結婚式。
知られていない見積もりの種類や仕組みを知り、大幅な金額アップを未然に防ぐコツを教えていただきました。
後悔のない結婚式を実現するためにもプロに相談し、アドバイスをもらうことが重要ですね。
結婚式費用が心配な方はぜひトキハナを通して、見学に行きましょう。
無料相談がお得な結婚式に繋がりますね!
5-1.この講座のポイントまとめ
見積もりにはウエディング雑誌やWeb広告に掲載されている「広告用見積もり」、式場見学でもらう「初期見積もり」、契約・打ち合わせ後の「最終見積もり」と3種類あります。
そして、初期見積もりには最低限のプランしか入っていないので、イメージしている理想の結婚式を叶えるためにはグレードアップやオプションの追加が必須となります。
そのグレードやオプションによって大幅な金額が上乗せされ、いわゆる100万円アップが発生します。
式場見学の前に人数や予算、自分たちに必要なアイテムやプランを知ることが大切で、そのためにはプロに相談しチェックリストを作成しましょう!
そして即決せずに、プライスリストを持ち帰ってじっくりと検討するのが100万円アップを防ぐコツ。
▼参考記事
「結婚式の費用平均380万円なのに、自己負担額は150万円ってどういうこと?」では、結婚式の自己負担額について解説しています。ぜひあわせてご覧ください!
5-2.直接見学よりトキハナ経由の見学が安心&お得
トキハナを利用するとどんなお得なサービスがあるのか、必見情報をご紹介します!
直接予約で見学へ行った場合、当日限りの割引や見積もりに希望の内容がほとんど含まれていないので、最終的に「契約後の100万円アップ」が起きてしまいます。
トキハナを通して見学へ行くと、事前に「あなたはこういうグレードやオプションが良さそうですね」というのをヒアリングし、式場の方にその内容を含めた見積もり作成をトキハナからオーダーするため、希望に沿ったリアルな見積もりが出てきます。
また、見学当日に決めなくても割引が受けられますし、持ち込みは通常有料の式場がトキハナ経由なら無料になります。
お得に、そして安心して見学をすることができます!
5-3.トキハナは相談無料。LINE相談やオンライン相談もお気軽に!
トキハナでは、すべてのカップルに心から満足できる結婚式を挙げてほしいから、新郎新婦の不安をトキハナてるように、心をこめて式場選びをサポートしています。
LINEやオンラインで元ウエディングプランナーに無料で相談ができ、気になる式場のリアルな評判や費用感についてなども聞くことができますよ。
また、LINEでの相談のほか、スマホひとつで簡単にできるオンライン相談会も随時開催しています。
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