【結婚コラム】結婚する前に知っておきたい。結婚のメリットとデメリット

結婚は人生における重要なターニングポイント。人生の中でも大きな転機となるため、結婚を躊躇している方や、結婚に対して不安を感じている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方々へ向けて、この記事では結婚のメリットとデメリットなど結婚する前に知っておきたいことついて詳しく解説!法律婚と事実婚の違い、「生活編」「精神面」「税金・給付金編」それぞれの結婚するメリットと、デメリットをご紹介します。
(文:三島 莉永)

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1.「法律婚」と「事実婚」の違いって?

本記事では「法律婚」の主なメリットとデメリットについてご紹介しますが、そもそも「法律婚」と「事実婚」の違いについて詳しく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は現在独身の筆者もその1人。今回はみなさんと一緒に執筆を通して「法律婚」と「事実婚」の違いを学び、結婚のメリットやデメリットも調べていきたいと思います。

まずは「法律婚」と「事実婚」の違いについて簡単に解説します。

【法律婚】

役所に婚姻届を提出して、同一戸籍の夫婦となること。
住民票の続柄欄は「夫」と「妻」になり、一般的にはどちらか一方の姓を名乗ります。

子供が生まれた場合は共同親権となり、配偶者控除や遺族年金の受給といった公的制度が利用できます。

【事実婚】

婚姻届を提出しないまま、カップルがお互いに意思を持って事実上の結婚生活を送っていること。

法律上では夫婦として認められていないため、戸籍は別々ですし、住民票の続柄欄には「夫(未届)」「妻(未届)」「同居人」などと記載されます。姓も変更ありません。

子供の親権が認められるのは、原則として母親のみ。
また、法律婚と異なり、配偶者控除が認められない他、遺族年金の受給や生命保険の受取人にも条件を満たさなければ認められません。

▼事実婚について詳しく知りたい方はこちら

2.結婚のメリット【生活編】

ここからは、法律婚で結婚するメリットについてご紹介していきます。
最初にご紹介するのは、生活におけるメリットです。

◆経済的に豊かになる

夫婦で共働きする前提ですが、結婚すれば経済的に豊かになり安定した生活を送れます。

独身の頃は生活費を自分一人で稼がなくてはなりませんが、結婚すればどちらかが怪我や病気で働けない時期があっても収入ゼロを防げます。

その他にも、結婚してどちらかが専業主婦(夫)やパート・アルバイトとなって家事を担当してもらい、もう一方が仕事に集中できれば世帯収入を増やすことも可能です。

◆家賃や生活費など固定費の負担が減る

結婚してふたりで暮らすようになれば、家賃や生活費など固定費の負担が減ります。

一人暮らししていたときよりも広い物件を選ぶ必要はありますが、それぞれの払っていた家賃を合計した額よりも低い家賃の物件を選べば問題ありません。

また、同居すれば水道光熱費などの“基本料金”が一世帯分で済むため、生活費を削減できます。

◆投資や資産運用に回すお金が増える

固定費の負担が減れば、将来に向けて投資や資産運用に回せるお金が増えます。

現在は貯金するだけでなく、投資運用でお金を増やすことも大切な時代。
結婚して固定費を抑えて投資や資産運用を行えば、今後も夫婦として生活していくために必要な資金を形成できます。

◆新しい家庭をもつことができる

夫婦となれば、新しい家庭を築けます。

実の両親や兄弟とは異なる新しい家庭は、大切な居場所となるはず。二人の子供が生まれればなおさらです。

交際期間中はどうしても不安定な関係ですが、結婚して家庭を築けば確かな居場所ができます。

◆健康に気を遣うようになる

独身の頃は健康にあまり気を遣っていなかったものの、結婚して大切なパートナーができると健康に気を遣うようになったという方も多いようです。

特に男性は仕事が忙しくてあまり自炊をしない方が多いですが、結婚後にパートナーが食事を管理してくれてから健康に気を遣うようになったという方も少なくありません。

誰かと一緒に暮らすことは、自分の生活習慣を見直すキッカケにもなります。

3.結婚のメリット【精神面】

結婚には以下のような精神面に関するメリットもたくさんあります。

◆大切な人と家族になれる

“大切な人と家族となり、一緒に生きていきたい”という理由で婚姻関係を結んで夫婦になる方も多いです。

恋人同士のままでも一緒に過ごすことはできますが、婚姻関係を結んで家族になれれば、カップルよりも確固たる関係性となります。

結婚後、同じ家に帰るようになれば当然一緒に過ごす時間も増加。
別々の家に住んでいた恋人同士の頃よりもお互いのことを深く理解できるようになるため、信頼や絆も深まるでしょう。

◆さみしさから解放される

ひとりで過ごすことをさみしいと感じる方は男女共に少なくありません。

結婚して大切なパートナーと一緒に生活できるようになればさみしさから解放されますし、仕事の励みになるという方も多いようです。

◆人間として成長できる

結婚して家庭を持つことで社会的な責任を負うことにより、人間として成長できるという方もいます。

また、子供ができれば子育てを通して成長や経験値の向上を実感する方も多いようです。父親・母親として子供と接し、自身の成長を実感する方も大勢います。

◆親を安心させられる

自分の子供に対して「元気に過ごしていてくれればそれでいい」と考えている親は多いものの、やはり信頼できるパートナーと夫婦として一緒に生活してくれていると、親心としては安心するものです。

また、1人では対処できないことでも、信頼できるパートナーがいれば対処可能になるケースもあります。結婚するということは、親の不安解消にもつながります。

◆老後の不安が減る

新たな家庭を築ければ、この先も一緒に過ごせる相手ができるため老後に対する不安が減ります。

どんなに相思相愛でも恋人同士は不安定な関係性。しかし、婚姻関係を結んで夫婦となれば将来の不安が減るため、安心感を求めて結婚を希望する方も多いようです。

4.結婚のメリット【税金・給付金編】

結婚すると税金や給付金に関するメリットもあります。

◆「配偶者控除」と「配偶者特別控除」

「配偶者控除」とは、納税者である扶養者が一定の所得控除を受けられる制度。例えば、配偶者の年収が103万以下なら、納税者の所得から所得税が38万円控除されます。

なお、控除対象に該当しない場合でも、突然控除ゼロにならないように「配偶者特別控除」という制度もあります。

◆社会保険料の控除

社会保険料控除とは、所得から差し引かれる社会保険料を全額控除できる制度。

対象となる社会保険は健康保険・厚生年金・国民健康保険と様々で、結婚後にパートナーの社会保険料を支払っている場合は控除を受けられます。

◆不妊治療の支援事業

夫婦として子供を望んでいる場合は、不妊治療の経済的負担を軽減する“特定不妊治療助成”という制度を利用できます。

助成制度による給付金は1回の治療につき最大30万円です。

参照:不妊治療に関する取組(厚生労働省)

◆結婚新生活支援事業

少子化対策の一環として、国では結婚新生活支援事業を展開。
夫婦として新生活を始める方々をサポートする“結婚助成金”を支給しています。“結婚助成金”は引越し費用や生活家電の購入費として利用が可能です。

支給額は一世帯あたり最大60万円。ただし所得制限や年齢制限があったり、全ての自治体で実施されているわけではないため注意が必要です。

▼結婚助成金について詳しく知りたい方はこちら

◆出産・育児給付金

子供を授かると、国と自治体から「出産育児給付金」と、健康保険協会から「出産育児一時金」と「出産手当金」が支給されます。

例えば東京都の「出産育児給付金」は子供1人につき合計10万円で、そのほかに市区町村独自のサポート制度が利用できます。

▼詳しくはこちら

自治体ごとに異なるのでぜひ調べてみてくださいね。

◆勤め先の家族手当や扶養手当

勤め先によっては会社から家族手当や扶養手当を受給できます。

金額は会社により異なりますが、毎月数千~数万円ほど。気になる方は、自分の勤めている会社に確認してみましょう。

5.結婚のデメリット

反対に、結婚するデメリットとして挙げられるのは主に以下の通りです。

◆家事の負担が増える

実家から独立して暮らすようになると、当然ですがふたりで家事をこなさなければなりません。

掃除・洗濯・料理など家事の種類は様々。ふたり分の家事をこなすとなると、これまで実家に住んでいた方にとっては負担に感じることでしょう。

◆責任が増える

1つの家族を築くということは、“家族を守る”という責任が生じるもの。特に、子供ができるとより責任が増えます。

「家族がいるからこそ仕事や家事を頑張れる!」という方々も多いですが、状況によってはプレッシャーに感じてしまうことも少なくないそうです。

しかし、家族は1人でつくれるものではありません。家族に対する責任はふたりで持つことを意識すれば、お互いに助け合っていけるでしょう。

◆親戚づきあいが増える

結婚すればパートナーの家族や親戚との付き合いも必要となってきます。

例えば、冠婚葬祭は自分の家族や親族だけでなく、パートナーの家族や親戚の冠婚葬祭があり、年末年始やお盆はパートナーの実家へ帰省する可能性も。
親戚づきあいを負担に感じる方も少なくないようです。

しかし、近年では年末年始やお盆でも帰省しないという方や、毎年交互にお互いの実家へ帰省するとルールを定めている方など、ある程度距離を保って付き合っている夫婦も多いようです。

結婚しても、価値観は人それぞれ異なるもの。結婚後の親戚づきあいが不安という方は、一度パートナーと話し合ってみるといいかもしれません。

◆自由な時間・お金が限られる

結婚すると家族と過ごす時間が増えますが、その分、独身時代と比べて1人で過ごす自由な時間や自分のために使えるお金が限られてきます。

もし結婚後の時間・お金の使い方について不安を抱えているようであれば、あらかじめ夫婦でお互いの希望を確認しながら話し合っておきましょう。

6.まとめ|結婚は幸せな未来を築くための“しくみ”

ご紹介したように、家庭を持つとどうしても社会的な責任が増えたり、親戚づきあいが増えたりといった変化はありますが、その分、結婚するメリットは生活面・精神面・金銭面と幅広くあります。

現在独身の筆者自身も、執筆を機に結婚について調べ、これまで抱いていたイメージが変化しました。

結婚は、幸せな未来を築くためのしくみ。“結婚したからゴール”というわけでも、“結婚したから幸せになれる”というわけではありません。

結婚するということは、幸せに向けた1つのプロセスだと私は感じました。「こういう考え方もあるんだ」と参考にしていただけたら嬉しいです。

読者のみなさんの結婚に対する不安や悩みなどが解消されることを願っています!

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