おもてなしの要と言っても過言ではない「料理」。
ゲストの期待も大きい分、試食せずに式場を決めることなんてできません。ですが今、試食に行くならなるべく会場数を絞っておきたいのが本音ですよね。
花嫁の不安をトキハナつオンラインサービス「トキハナ」では、2020年8月6日に全国の結婚式場が集結して結婚式の「今」を伝えるオンラインフェスを開催しました。
レポート記事では多彩なテーマで配信されたオンラインフェスの内容を6回に分けてお伝えしていきます。
5回目のこの記事では、料理重視派の新郎新婦は絶対に試食に行くべき2会場をご紹介します。(文:小木曽 未弥)
目次
1. 料理が美味しいのは当たり前!ふたりの料理に対するこだわりが実現できる式場選びが大切(トキハナ ディレクター/神田 裕子さん)
外出が制限される今、たくさんの結婚式場に見学に行き、試食をするというのは難しいかもしれません。
そこで、本当に行きたいと思える会場に絞って見学や試食に訪れようと考えているカップルも多いのではないでしょうか。
今回は、これまでに数多くの結婚式を手掛け、現在は「トキハナ」でディレクターとして活躍する神田 裕子さんに、料理にこだわるなら見るべポイントを2つ挙げてもらいました。
1-1. ポイント①圧倒的な美味しさ?それともオリジナリティ?ふたりが料理に求めるものが何かを見つけよう
式場は結婚式における料理の大切さを十分に理解し、常に研究を重ねているので、どこの式場に行っても基本的に料理は美味しいと言ってもいいでしょう。
しかし美味しいだけではなく、式場ごとに料理には様々な個性が表現されています。
神田さんは新郎新婦から「料理にこだわりたい」と相談を受けたとき、「料理に何を求めているのか」ということを深掘りしてヒアリングするそうです。
「ただ美味しいものをゲストに食べてほしい」のか、「これまでの結婚式では経験したことのないレベルの豪華さや美味しさを求めている」のか、「出身地の食材を使った料理をゲストに振る舞いたい」のか…
一口に「美味しい料理」と言っても、こだわりや求めるものによってふたりにぴったりの料理は変わってくるのです。
まずは、おふたりが料理を通してゲストにどんなことを伝えたいのかをじっくり考えてみることが大切です。
1-2. ポイント②料理はタイミングが命!料理に本当にこだわるなら会場の設備にも注目して!
「温かいものは温かく、冷たいものは冷たく」。
料理は一瞬で味が変わってしまうため、提供のタイミングも重要です。
そこでぜひ新郎新婦に確認してほしいのが、会場の設備やレイアウト。
キッチンからパーティ会場までの距離や、式場内にあるパーティ会場とキッチンの数によっても料理の提供スピードは変わってきます。
キッチンが隣接しているパーティ会場やオープンキッチン付きの会場であれば、仕上がったばかりの料理をゲストに届けることができるのはもちろん、調理の音や香りも美味しいおもてなしになるでしょう。
出典:アルカンシエル南青山
「料理でゲストに喜んでほしい!」と思っている新郎新婦は、料理の味だけでなく会場の設備やサービスについてもしっかり確認しましょう。
これら2つのポイントをおさえた上でここからは、徹底した会場研究による豊富な知識をもとに神田さんがどうしても試食に行ってほしいという結婚式場が登場!
ゲストハウスからは「アルカンシエル南青山」、レストランからは「ひらまつ」グループの「メゾン ポール・ボキューズ」を厳選してご紹介します。
2. 「こんな結婚式はじめて!」おもてなしの心が詰まった料理でゲストの記憶に残るひと時を実現(アルカンシエル南青山 総料理長/武藤 浩二シェフ)
南青山という立地でありながら都会の喧騒を感じず、まるでリゾートを訪れたかのような優雅な時間が流れる「アルカンシエル南青山」。
出典:アルカンシエル南青山
洗練された雰囲気だからこそ本物志向の大人な花嫁からの支持が厚く、舌の肥えたゲストも多く来館する「アルカンシエル南青山」で総料理長を務めるのが武藤 浩二シェフです。
武藤シェフは長年婚礼料理に携わってきたプロフェッショナルとして、新郎新婦1組1組に寄り添った料理を提案しています。
2-1. オープンキッチンでパーティの進行状況やゲストの表情をチェック!常にベストなタイミングで料理をお届けする
「アルカンシエル南青山」の特徴は、各会場にオープンキッチンが併設されているということ。
出典:アルカンシエル南青山
オープンキッチンがあることで、調理スタッフは常にパーティの進行状況やゲストの食事のスピードなどを確認し、サービススタッフとの連携を密にとりながら、ベストなタイミングで料理を提供することができるのです。
武藤シェフいわく、オープンキッチン付きゲストハウスでのウエディングの1番のポイントは、「おふたりのショータイムと料理が連動しているところ」だそう。
花嫁が白いウエディングドレスを着て乾杯をするときにテーブルに並んでいる前菜と、華やかな衣装にお色直しした後に運ばれてくるお肉料理では、パーティにおける役割が違ってきます。
とくに、パーティのクライマックスに向けて盛り上がっている中で食べる豪華なお肉料理はやっぱり美味しいですよね。
出典:アルカンシエル南青山
このように料理は、パーティのシーンに合わせて華を添える重要な役割を担っているのです。
パーティのシーンに合わせて、最適なタイミングで最高の状態の料理をお届けするというこだわりぶりは、ゲストの心にも残るおもてなしになること間違いありません。
2-2. シェフイチオシの「フォアグラのロッシーニ」は何としても食べてほしい!ゲスト満足度が高い料理の秘密
「アルカンシエル南青山」で武藤シェフが自信を持ってご紹介してくださったのが、イチオシメニューである和牛とフォアグラを使った「ロッシーニ」。
フォアグラとお肉の組み合わせは婚礼料理の定番とも言えますが、「アルカンシエル南青山」ではそこにも他の結婚式場とは一味違ったこだわりがあります。
現在東京で手に入る輸入物で1番良いと武藤シェフが自負するフォアグラを贅沢に使っているので、その味わいは格別。
少し濃いめの味付けのフォアグラは赤ワインやビールとの相性が良いのはもちろんですが、お肉の下に敷かれた七穀米のリゾットは赤米や黒米の甘味が引き立ち、優しい口当たりになっているので日本酒や焼酎との相性も抜群。
男女問わず、お酒好きのゲストからも好評の逸品です。
もうひとつ「アルカンシエル南青山」で力を入れているのが「キャビア」。
婚礼料理でよく目にする、料理の上に少しだけ添えられたキャビアでは、その味わいや感動はなかなかゲストに伝わりません。
そこで「アルカンシエル南青山」では、オードブルにアルカンシエルオリジナルの缶に入ったキャビアを丸ごとお出ししています。
美味しさはもちろん、その贅沢感にゲストも驚かれるそうです。
「アルカンシエル南青山」では、おふたりの希望に合わせてオリジナル料理にも柔軟に対応してくれたり、コース料理によってはゲストが当日に和か洋を選ぶことができたりと、これまでの結婚式の常識を覆すサプライズなおもてなしがたくさんあります。
出典:アルカンシエル南青山
料理が美味しいだけではなく、ゲストに驚きや感動を贈りたいという新郎新婦は、ぜひ「アルカンシエル南青山」に見学に訪れてみてください。
アルカンシエル南青山のトキハナ取材記事はこちら
アルカンシエル南青山の会場詳細はこちら
3. 結婚式という特別な日だからこそ、料理も空間もサービスもこだわった人生で1番の贅沢な時間を(株式会社ひらまつ ブライダル事業部統括/吉野 里絵さん)
レストランウエディングの魅力は何と言っても美味しい料理。
貸切で結婚式を行うことができるので、ゲストハウスやホテルなどに比べて、形式にとらわれないアットホームな雰囲気で過ごせるというのも、ゲストへのおもてなしを重視する新郎新婦から人気の高い理由です。
今回は、そんな日本のレストランウエディングを牽引する「ひらまつウエディング」の料理へのこだわりについて、吉野 里絵さんにお話ししていただきました。
3-1. 結婚式はふたりで歩む人生のスタートライン。この先訪れる家族の晴れの日に何度でも帰ってこられる場所に
「ひらまつ」では会場見学の際、レストランを利用している一般のお客様と同様に2時間半かけてフルコースを試食することができます。
一般的なブライダルフェアの試食は1~2品、数十分のことが多いので、見学時にフルコース試食ができるのはすごいこと。
試食にこだわる訳は、フルコース料理を楽しむ長い時間の中で、本当に快適に過ごせるかということを判断してほしいからだそうです。
というのも結婚式当日だけでなく、その後の結婚記念日やお子様の誕生日など様々な人生の節目に帰ることができるというのが、レストランで結婚式を挙げるメリットのひとつ。
この先の長い人生を共に過ごす大切な場所を探すのが、結婚式場選びの試食の時間だからです。
例えば、結婚記念日には結婚式当日に食べたメニューをまた食べにくることができるので、当時の出来事や感情を振り返りながら1年ごとに新たに思い出を重ねていくことができます。
そのためにも、「ひらまつ」の結婚式ではレストランの看板メニューであるスペシャリテをお出しすることが多いそう。
いつまでも変わらない美味しさが、何度でも結婚式の幸せを思い出させてくれるはずです。
試食の際は、サービススタッフや支配人におふたりの希望や疑問点を相談することもできるので、レストランウエディングに参列した経験のない新郎新婦も安心して見学に訪れてみてください。
3-2. 世界最高峰の料理が華を添える特別な結婚式。フランス大統領に捧げた伝説のスープにゲストも感動
今回、吉野さんがオンライン出演してくださった場所は代官山の「メゾン ポール・ボキューズ」。
「ひらまつグループ」の中で最も格式高い雰囲気のレストランで、TVドラマ『グランメゾン東京』の撮影が行われたレストランなんです!
そして何よりミシュラン三ツ星を50年以上獲得し続け、現代フランス料理を築き上げた料理界の神とも言われるポール・ボキューズ氏の料理が食べられるのは、世界でもリヨンの本店とここ「メゾン ポール・ボキューズ」だけです。
ポール・ボキューズのスペシャリテは「1975年にエリゼ宮にてV.G.E.に捧げたトリュフのスープ」です。
これは、ボキューズ氏が1975年にフランスの料理人としてはじめて「レジオン・ド・ヌール勲章」を受賞した際、時の大統領V.G.E.(ヴァレリー・ジスカール・デスタン)氏に捧げたスープ。
このスープを飲むために世界中から多くの美食家がリヨンを訪れたと言います。
このスープが運ばれてくるときは会場中が甘いバターと香ばしいパイ生地の香りに包まれ、ゲストの期待も一気に高まります。トリュフの芳醇な香りが逃げないようにと被せられたパイは、「最高の状態を味わってほしい」というボキューズ氏のアイディアだそうです。
見た目も味わいも印象的なこのスープはゲストの記憶に残りやすく、後日、列席したゲストがまた食べに来てくれることも少なくないのだとか。
結婚式で世界のVIPが愛した料理を食べることができるなんて、ゲストとしても嬉しいですよね。
最高のお料理でゲストをおもてなししたいという新郎新婦は、「ひらまつ」のレストランを選べば間違いありません!
メゾン ポール・ボキューズの会場詳細はこちら
「ひらまつウエディング」について、トキハナの取材記事はこちら
4. まとめ|ゲストの喜ぶ顔を思い浮かべながら試食する時間も幸せな思い出に。ふたりの希望を叶える料理を見つけて
今の時代での結婚式だからこそ、日々支えてくれているゲストにはきちんと感謝の気持ちを伝えたいですよね。
そんな新郎新婦の想いを叶えることができるのが、結婚式の「料理」です。
結婚式場によってその個性も異なりますが、どの式場も新郎新婦、そしてゲストのことを想って一生懸命料理を作っています。
今回ご登場いただいた「アルカンシエル南青山」のようにオリジナリティが出せる料理がいいのか、また「ひらまつ」のレストランのように世界中から評価される絶品料理がいいのか、おふたりの希望によって合う式場も様々です。
まずは、おふたりが料理に何を求めているのかをしっかり話し合った上で、ぴったりの会場を探してみてくださいね。
ノーカット配信中!トキハナ オンラインフェスのYouTube動画はこちら
レポ記事ではご紹介しきれなかった武藤シェフの楽しいお話や、吉野さんのスマートなご案内によって本当にお店を訪れたかのような感覚さえ味わえる「メゾン ポール・ボキューズ」の奥深い魅力、ぜひYouTube動画でフルバージョンをお楽しみください♪
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トキハナでは、すべてのカップルに心から満足できる結婚式を挙げてほしいから、新郎新婦の不安をトキハナてるように、心をこめて式場選びをサポートしています。
お料理にこだわるなら、味はもちろん、結婚式場の料理へのこだわりや想いなども知った上で式場探しができるといいですよね。
ただそういった情報を探すのはなかなか難しいもの。
トキハナは、そういったネットにはない情報などもお伝えしていきますので、ぜひお気軽にご相談してください♪
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