“自分らしさ”こそ最上の価値。そんなフリーダムな社会的風潮とも相まって、ビーチウェディング、キャンプウェディングなど、結婚式は今めざましく多様化しています。
そして、その波はウェディングドレスの長さにも及び、今までの概念を覆すドレスが各ブランドから続々とリリースされています。
この記事では、近年大きく進化を遂げたウェディングドレスのスカート丈を徹底解説。目指すイメージ別のおすすめ丈と、そのメリット・デメリットに迫ります!(文:まゆ)
目次
1. なりたい花嫁のイメージはスカート丈を選ぶことから
ショート丈でヘルシーに、ミモレ丈で清楚に、ロング丈でエレガントに…。普段の洋服のコーディネートでも、なりたいイメージづくりに欠かせないポイントがこのスカート丈。
ウェディングドレスも「ロング丈がマスト」という概念が時代と共に薄れ、より多くの丈感のドレスを選べるようになりました。
とびきり自分らしくありたい結婚式の一日。せっかくなら「ドレス丈」というポイントでも、自分らしさをプラスできたらベストですよね!
では「自分らしいドレス丈」、一体どう選べば良いのでしょうか?それぞれの特徴から、その方法を探っていきましょう。
出典: Cli’O mariage
2. 【ロング丈】のウエディングドレス
子供の頃に多くの女性が憧れたお姫様のように、一番華やかでノーブルなスタイルを叶えてくれるのはやはりロング丈と言えるでしょう。他のどの丈よりもゴージャスな印象を与えてくれます。
多くのロング丈のウエディングドレスは、つま先が隠れるくらいの長さ。ロング丈は歴史の長さもあって、他の丈よりもデザインが圧倒的に豊富です。どんな雰囲気の花嫁さんでも、狙ったイメージに合うドレスが見つけやすい丈と言えるでしょう。
2-1. 特徴
そんなオールマイティなロング丈のウェディングドレスですが、トレーンの長さによって印象はガラリと変わります。
ロイヤルウェディングさながらの長いトレーンを選ぶと、エレガントで正統派の印象に。
出典:mutin
同じロング丈のドレスでも、トレーンが短いとカジュアルでマニッシュな印象になります。
2-2. メリット
出典:MERRY・MARRY
ロング丈の一番のメリットは、丈の長さが縦長のラインを強調し、背が高く見える効果が期待できること。背が低い人はハイウェストのロング丈ドレスなら、よりスタイルアップが望めます。
さらに、靴が見えない丈感を選べばヒールによって背丈の調整も可能。そういった意味でも、背高さん・背低さんのどちらにとってもありがたい丈と言えます。新郎と背丈のバランスをとりたい花嫁さんにもおすすめです。
2-3. デメリット
ロング丈の一番のデメリットは、その「歩きにくさ」。ドレスの裾を踏まないように歩くのは結構神経を使うもので、特にトレーンが長いとそれ相応の重さが疲れやすさの要因に。
式の日は介添え(アテンド)さんがサポートしてくれますが、ロング丈のドレスを着る予定の花嫁さんは、ある程度ウォークングのレッスンをしておきましょう。
2-4. 似合う会場の種類や挙式スタイル
ロング丈のドレスが映える挙式スタイルは、広々とした大聖堂で行う教会式がぴったり。特にバージンロードの幅と長さ、祭壇の高さ、披露宴会場のゆとりは要チェックです。
教会式の場合、ゲストはそのほとんどの時間を花嫁の後ろ姿を見て過ごします。バージンロードの幅が狭かったり、祭壇前に階段のない平坦なチャペルでは、トレーンが完全に広がらず、せっかくのバックスタイルが綺麗に映えません。
出典:MERRY・MARRY
披露宴会場も、あまりにもテーブル同士の幅が狭いとテーブルラウンドの時歩きにくく、ゲストに椅子を引かせてしまうことも。ロングトレーンのドレスがマストの花嫁さんは、会場選びも「広さ」を重要チェック項目に入れましょう。
出典:Beacon Dress
お気に入りの会場がそんなに広くない場合は、スレンダーラインのロングトレーンがおすすめ。裾の広がりが少なく、あまり広くない会場でも映えますよ!
3. 【ミドル丈】のウエディングドレス
ロング丈がつま先まですっぽりと覆うのに対して、くるぶしまでの長さのミドル丈は、シューズが見え隠れするドレスです。シューズは見えるものの、上品な丈感を残すミドル丈。ドレスのデザインやシルエットに“自分らしさ”を求めたい、大人の花嫁さんにおすすめです。
3-1. 特徴
ミドル丈のウェディングドレスは、「あまり仰々しくしたくない」「でも程よくきちんと感・華やかさも残したい」という花嫁さんの願いを両方叶えてくれる優秀丈のドレスです。
出典:N_DRESS
オードリーヘプバーンのようにマニッシュな女性を演出できるこのスカート丈は、比較的背の高い人によく似合います。
3-2. メリット
裾が地面に着かない上に、ミニ丈よりも圧倒的に安心感のあるミドル丈は、何よりもその「動きやすさ」がメリット。
出典:N_DRESS
まだそこまでメジャーでない丈感なので、入場したときのゲストの反応も期待できそう。新鮮な印象を受けること請け合いです。
ミドル丈にはフレア・タイトの両タイプがあるので、探せばフェミニン系・クール系の両方の雰囲気にも合ったドレスが見つかるはず。
3-3. デメリット
ミドル丈の一番のデメリットは「着こなしの難しさ」。無難な丈に見えて、実はバランスが取りにくいのがこのミドル丈。
足首からふくらはぎにかけての見え方は、1センチの違いがとても重要な意味を持ちます。そのため、「このドレス、雰囲気は合うのに丈がちょっと…」となりがちな丈と言えるでしょう。自分にベストな丈に出会うまで、試着を頑張りましょう!
3-4. 似合う会場の種類や挙式スタイル
比較的少人数対応のレストランや、ガーデンのついた一軒家のゲストハウスなどには、程よくカジュアルでありながら上品さもキープできるミドル丈のドレスがぴったり。
挙式スタイルは、アットホームな教会式や人前式が雰囲気に合うのでおすすめです。
4. 【ショート丈】のウエディングドレス
「人と同じは嫌」という花嫁さんは、ショート丈のウェディングドレスなら間違いなし!個性的な花嫁を演出できるでしょう。
ただし、ロング丈・ミドル丈のドレスに比べて、似合う人や場所が限られてしまうのがショート丈のウェディングドレス。メリット・デメリットをよく読んで検討してくださいね。
4-1. 特徴
ヘルシーで若々しい印象のショート丈ですが、最近のウェディングドレスはとくに、そのデザインの多様性がアップしているんです。
出典:preparage
ひと昔前までは、スカート部分がふんわり膨らむキュート系が台頭していたショート丈ドレスも、ブランドによっては、モード系やマニッシュなラインのショート丈ドレスが出てきています。
背の低い人は、上に目線が行くショート丈はバランスが取りやすく、可愛らしい雰囲気にもマッチ。逆に、背の高いクール系の花嫁さんがタイトなミニマム丈でモードに決めるのも素敵です。
4-2. メリット
出典:Mimoza
足さばきが圧倒的に楽で、ストッキングやシューズ、アンクレットのコーディネートが映えるのも、ショート丈の魅力の一つ。足元のおしゃれが最も楽しめる丈感でもあります。オーバースカートでロング丈になる2wayドレスもあるので、着るシーンによって使い分けても良さそうですね。
4-3. デメリット
ショート丈のデメリットは、その「露出の多さ」。新婦と同世代のゲストには受け入れられても、親世代・祖父母世代にはまだまだ免疫のないショート丈は、残念ながら「万人受け」とはいかない可能性も。場所とゲストの顔ぶれを考えた上でのチョイスがマストになります。
4-4. 似合う会場の種類や挙式スタイル
ショート丈の元気な印象と動きやすさは、カジュアルで開放的な雰囲気の会場に馴染みやすいと言えるでしょう。
人前式や二次会、海外ウエディングなどの気取らない結婚式にはぴったり。普段の洋服と同じ感覚で着こなせるので、ゲストと一体感を持ってはしゃぎたい人にはおすすめです。
逆に、足の露出とミニマムなシルエットから、広々としたホテルウェディングや厳粛な教会挙式には不向きです。
5. まとめ|お気に入りのドレスを無料で会場に持ち込もう!
ウェディングドレスの3パターンのスカート丈、ロング・ミドル・ショートについて解説しました。
ドレス丈は、背丈とのバランスはもちろん「着る人の雰囲気に合うかどうか」がとても重要。それを見極めるには、やはり実際に試着してみるしかありません。「似合わないかも…」とあきらめず、気になったドレスがあれば気軽に試着してみましょう!
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