リアルで集まることが難しい今、スマホやパソコンひとつでゲストが気軽に参加できるオンライン結婚式が話題になっています。
花嫁の不安をトキハナつオンラインサービス「トキハナ」では、2020年8月6日に全国の結婚式場が集結して結婚式の「今」を伝えるオンラインフェスを開催しました。
レポート記事では多彩なテーマで配信されたオンラインフェスの内容を6回に分けてお伝えしていきます。
3回目のこの記事では、withコロナ時代を迎えて進化し続けるオンライン結婚式について紹介していきます。（文：小木曽 未弥）
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目次
- 1. オンライン結婚式はメリットがいっぱい！形に残るから何度も感動できる（オンラインウエディングを2020年5月に実施した先輩花嫁／富田 香菜子さん）
- 2. 映像技術を駆使して、ふたりが主役の映画のようなウエディングが叶う（Vウェディング プロデューサー／赤津 慧さん）
- 3. オンラインになっても結婚式の「本質」は失われない。距離と空間を超えて幸せを分かち合う時間（HAKU プロデューサー／廣瀬 祐子さん）
- 4. 結婚式が手軽に叶う時代！オンラインだからこそ「いつでも、どこでも、誰でも」できる（Congrats 事業開発責任者／松田 佳大さん）
- 5. まとめ｜オンラインでもオリジナリティは出すことができる！おふたりに合った結婚式をカスタマイズしよう
1. オンライン結婚式はメリットがいっぱい！形に残るから何度も感動できる（オンラインウエディングを2020年5月に実施した先輩花嫁／富田 香菜子さん）
オンライン結婚式とは、インターネット上でゲストを招待して挙式やパーティをすること。
ソーシャルディスタンスを守り安全に結婚式を行うことができるので、検討しているという新郎新婦も少なくないのではないでしょうか。
ですが実際に参加したことがなければ、オンライン結婚式がどんなものなのか想像するのは難しいですよね。
今回は2020年5月24日に実際にオンラインで結婚式を挙げた先輩花嫁の富田 香菜子さんに、当日の模様や感想などをお聞きしました！
1-1. アーカイブをみんなで共有！当日の感情を鮮明に思い出せる
富田さんがオンライン結婚式をして一番よかったことに挙げていたのが「結婚式の模様をデータとして残せること」。
もちろんリアルの結婚式でも動画の撮影などは可能ですが、オンライン結婚式の場合、結婚式の一部始終をアーカイブとして残すことができ、それをゲストと共有して誰もがいつでも見返すことができます。
結婚式の全てのシーンが残っていることで、その時の出来事や感情などをより鮮明に思い出すことができるそう。
動画を見返したゲストからも「このシーンよかったよね！」と言ってもらえて、とても嬉しかったとお話ししてくださいました。
1-2. ゲストの抵抗感は意外とない！オンラインなら堅苦しくない雰囲気で楽しむことができる
オンライン結婚式の招待をゲストに送ると、「何それ？」という反応はやっぱりあったそう。
ですが、「オンライン飲み会の延長だよ」と、気軽にお誘いしたことでゲストも抵抗感なく参加してくれました、と富田さんは言います。
親御様やご年配のゲストを招待する場合は必要に応じてフォローをした方がいいかもしれませんが、友人など同年代のゲストには身近となっている“オンライン”。リアルな結婚式よりも肩肘張らずにリラックスして過ごしてもらうことができたのかもしれませんね。
＞＞＞【トキハナ結婚式事例】世界初！CGを駆使したオンライン結婚式”Vウエディング”初の挙式を徹底レポート！
2. 映像技術を駆使して、ふたりが主役の映画のようなウエディングが叶う（Vウェディング プロデューサー／赤津 慧さん）
オンライン結婚式の中でも、映像演出技術やCG技術を活用したバーチャルウエディングが話題となっているVウェディングでプロデューサーをされている赤津 慧さん。
赤津さんはテレビドラマやテレビアニメ、VRなどのメディアアートの分野で活躍されており、結婚式においてもその技術を活かしてオンラインを使った新しいスタイルを提案されています。
前述した富田さんもこちらのサービスを利用してオンライン結婚式を実施されました。
今回は、従来の結婚式のように顔を合わせて同じ体験を共有することができない今、オンラインだからこそ「これまでに体験したことのないような結婚式」を作り出すことができるとお話ししてくださいました。
2-1. ゲストと世界旅行を楽しむことも！バーチャルでおふたりのウエディングテーマを再現
バーチャルウエディングの特徴は、グリーンバックを用意した空間で結婚式を行い、シーンに合わせて画面上の背景を変えることができるということ。
「パーティはリゾート風がいい！」「挙式シーンは神殿の背景で」など、リアルではできない世界中の美しい風景を使った自由な演出ができるのも素敵ですよね！
また、使用する背景の映像はプロが一つひとつ丁寧に手掛けてくれるのでクオリティが高く、おふたりだけのオリジナルで作れるというのも特別感があります。
CG技術を使うことで演出の幅が広がり、憧れの映画のワンシーンや、おふたりの思い出の場所を再現することもできるそう。
美しい映像でおふたりが主役の映画のようなウエディングを叶えることができというのは、花嫁としては嬉しいですよね。
2-2. 大好きな芸能人にお祝いしてもらえる！？オンラインなら演出の可能性は無限大
Vウェディングでは、おふたりの好きな著名人に司会や演出をお願いできるというオンラインならではの嬉しいサービスがあります。
実際に富田さんもテレビ番組で活躍している方にお祝いコメントをいただいたり、MCをお願いしたそうです。
テレビなどで目にする芸能人が登場すれば、おふたりの記念になることはもちろん、見てくれているゲストにも楽しんでもらえると多くの新郎新婦に喜ばれているサービスです。
Vウェディングでは、プランナーがおふたりの希望にしっかりと寄り添ってサポートしてくれるので、こだわりや予算などに合ったオリジナルの結婚式を叶えられるはずです。
＞＞＞【最旬ウエディング】話題のオンライン結婚式の全貌とVウエディングの魅力をリアルにご紹介
3. オンラインになっても結婚式の「本質」は失われない。距離と空間を超えて幸せを分かち合う時間（HAKU プロデューサー／廣瀬 祐子さん）
廣瀬 祐子さんはオーダーメイドのウエディングをプロデュースしている「HAKU」でプロデューサーをしていらっしゃいます。
「HAKU」は、「あなたの大切な人たちとともに心震える瞬間を」をコンセプトに、新郎新婦の価値観を大切にしながらゲストに喜んでもらえる結婚式を提案し、これまでにも数々の独創的な結婚式を形にしてきました。
そんな「HAKU」から、オンライン結婚式のサービスが登場し、早くも話題を呼んでいます。
3-1. 新郎新婦、親御様、そしてゲストみんなの顔が見える結婚式
通常の結婚式の場合、ゲストは基本的に新郎新婦の親御様の背中しか見えなかったり、席によっては新郎新婦の表情もあまり見えなかったりしますよね。
ですが、オンライン結婚式であれば、新郎新婦はもちろん、親御様やその他のゲストの方々の表情を間近で見ることができ、それぞれの感情をより一層リアルに感じることができます。
親御様が笑ったり涙を流したりしている姿を見ることで、これまでの結婚式よりも感動したというゲストも多いそう。
親御様もゲストの様々な表情を見ることができると、普段の新郎新婦と友人たちとの関係性を垣間見ることができ嬉しいですよね。
「大切な人たちと幸せを分かち合う」という結婚式の本質は失われることなく、また通常の結婚式とは違った、オンラインならではの感動のカタチがあるというのは素敵です。
3-2. 「同じものを食べて、飲んで、楽しんで」新郎新婦とゲストを繋ぐウエディングキット
オンラインであっても、同じものを食べたり、飲んだりして感情を共有して欲しいという想いから、「HAKU」ではウエディングキットというものを作り、事前にゲストのご自宅にお届けしています。
乾杯用のドリンクやお料理キットの他にも、新郎新婦によってオリジナルのグッズをご用意するなど、中身は様々だそうです。
オンラインだとどのようなゲストが列席しているのかわかりにくいため、ゲストのプロフィールブックを作ってお届けするなど、自由なアイディアを形にすることができます。
同じタイミングで同じものを食べたり飲んだりすることで、「美味しいね」と会話も弾み、パーティに一体感が生まれるのだとか。
ご祝儀に関しては、お料理をお届けするかしないかによって金額は様々。
（ご祝儀制にするのか会費制にするのかはおふたりの結婚式に合わせて選択ができます。）
どちらの場合でもWEB決済が可能なので、ゲストにも負担をかけずに対応してもらうことができます。
オンラインであっても、従来型の結婚式と同じようにプランナーが親身におふたりの希望をヒアリングし、お料理や演出に落とし込んでいってくれるので、通常の結婚式に迫るオリジナリティがあり、ゲスト満足度も高い結婚式ができるのです。
＞＞＞トキハナで「オンライン結婚式サービス」の紹介をスタート！
4. 結婚式が手軽に叶う時代！オンラインだからこそ「いつでも、どこでも、誰でも」できる（Congrats 事業開発責任者／松田 佳大さん）
松田 佳大さんは、完全オーダーメイドのオリジナルウエディングブランド 「CRAZY WEDDING」を運営する、株式会社CRAZYが2020年5月にリリースしたばかりの「Congrats」というサービスを運営されています。
「Congrats」とは、英語で「celebration」「ceremony」と言われる結婚式のことを、日本語で言う「おめ！」と略したような造語のこと。
オンラインだからこそ、形式張らずに気軽に「おめ！」というお祝いの言葉が溢れるような世界観を作りたい、という思いで開発をされたそうです。
4-1. 「決済×コンテンツ×配信」全てが1つのプラットフォームで完結
「Congrats」最大の特徴は「脱・オーダーメイド」。
これまで新郎新婦1組1組に合ったオーダーメイドのウエディングを手掛けてきた「CRAZY WEDDING」が、新たなニーズを持つ新郎新婦に向けて開発したのがこのサービスです。
例えば、これまでであればゲストリストを作り何日もかけて用意していた招待状は、フォーマットを使ってわずか数分で送ることができます。
また、サイト上にはいくつかコンテンツプランが用意されているため、 その中から自分たちに合いそうなものを選んで取り入れることができます。
プランとともにタイムスケジュールや台本なども用意されているため、自分たちで考えるものはほとんどありません。
オプションとしてゲストの自宅にウエディングキットやお弁当を届けてくれるサービスもあるため、ゲストにおもてなしの気持ちもしっかりと伝えることができます。
カメラマンやヘアメイクを新郎新婦の自宅に派遣するサービスも現在考案中とのことなので、今後もまだまだ進化が期待できる注目のサービスです。
4-2. 「コロナだからオンライン」ではなく「私たちはオンライン」を目指して
近年、結婚式のカタチは多様化してきています。
しかし、オンライン結婚式が注目を集め始めたのは、やはりこのコロナ禍だからでしょう。
今はまだ、リアルの結婚式でやりたかったことをオンラインでやりたい、コロナ禍が落ち着いたらまたリアルで結婚式をしたいという新郎新婦が多いですが、これから「私たちはオンラインでやる」という選択がメジャーになる時代が来ると松田さんはお話ししてくださいました。
オンライン結婚式が当たり前の時代になったときに必要とされるサービスを目指し、「Congrats」は結婚式を「手軽に自分で作れる」ものにしたいと考えているそう。
「いつでも、どこでも、誰でも」できるというのはオンラインならではの魅力であり、これまで結婚式に時間的、費用的にハードルを感じていた新郎新婦も気軽に結婚式をすることができるのではないでしょうか。
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※「Congrats」はオンライン結婚式サービスとして、 2020年8月16日までβ版の提供を実施してまいりました。 これまでの経験を生かし、オンライン×お祝いの可能性を模索しながら、 新たなサービス開発を進めております。
進化したCongratsのお披露目を、今しばらくお待ちください。
5. まとめ｜オンラインでもオリジナリティは出すことができる！おふたりに合った結婚式をカスタマイズしよう
リアルで集まることが難しいコロナ禍で注目を集めているオンライン結婚式ですが、従来の結婚式とは違った魅力がたくさんあるということがわかりました。
ゲストが気軽に参加できたり、遠方に住んでいる祖父母や外出できない方などにもきちんと結婚のご報告ができるというのは嬉しいですよね。
コロナ禍で結婚式のカタチも変わりつつあり、「結婚式を2回に分けて実施する」「自宅で結婚式をする」などと並んでオンラインの結婚式がメジャーな選択肢になる日も近いかもしれません。
リアルの結婚式の代替案という位置づけではなく、オンライン結婚式ならではのおふたりらしい結婚式を検討してみてはいかがでしょうか？
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